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柴田直治『バンコク燃ゆ──タックシンと「タイ式」民主主義』(めこん、2010年) 本書はタイにおける議会... 柴田直治『バンコク燃ゆ──タックシンと「タイ式」民主主義』(めこん、2010年) 本書はタイにおける議会制民主主義と王制との難しい関係について現場で取材しながら探ろうとした記者によるレポートである。著者自身はタックシン派・反タックシン派のいずれに対しても肩入れしないような叙述を心がけているが、議会制民主主義の原則を非合法的な形で無効にしようとする反タックシン派に対してはどうしても辛くなる。 かつて岡崎久彦・藤井昭彦・横田順子『クーデターの政治学──政治の天才の国タイ』(中公新書、1993年)は、政党政治が腐敗で行き詰ると軍部がクーデターをおこし、軍部が権威主義体質で行き詰ると今度は議会政治家が中心となった街頭デモがおこり、いずれもギリギリのタイミングで調停者として登場する国王の裁定で議会と軍部とが政権交代を行う、こうしたタイ独自の政治モデルを指摘していたが、このような捉え方が本当に妥当する