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しばらく外で自慰をしていない。 駅であれ百貨店であれオフィスであれ、かつて私はいたるところで自慰を... しばらく外で自慰をしていない。 駅であれ百貨店であれオフィスであれ、かつて私はいたるところで自慰をしていて、舗道もフロアもデスクも、射精と射精との間のモラトリアムであり、蟀谷がいつもいらいらと震えていた。 疼きによってそうしていたには違いないのだが、獣欲に突き動かされていた、というわけではない。 射精のあとには、初めて視力を矯正した瞬間の感動が訪れる。 眼を水のように光が満たして、溢れたあとの清澄さに、潤い、息を吐く。 その瞬間だけが欲しくて繰り返していた。 眼が濁るのが耐えがたかった。 つまるところ私は射精に中毒していて、それがいつの間にか、平気でいられるようになったことに、居心地の悪さを感じている。 何かが萎縮したか、飽和したか、凝固したか、腐敗したか。 破裂だけはしていないことを知っているので、具合が悪い。 セックスと自慰は射精において全く差異はなく、セックスが他者との交わりだという
2007/11/12 リンク