主力を休ませるため、正月に招集された若すぎる日本代表。だが急造チームは「久しぶりに、観ていて面白い」試合を見せた。南アへ向かう岡田ジャパンに、彼らを加えても悪くない。 例年、「元日にサッカーができる幸せ」といえば、天皇杯決勝の舞台に立つ選手の専売特許だったが、今年は日本代表の19名もまた、それを享受することになった。 2010年1月1日夕刻、日本代表は大阪に集合し、新年最初のトレーニングを行なうと、翌2日にはイエメン・サヌアへと飛び立った。松の内も明けぬ6日、イエメンとのアジアカップ予選を戦うためである。 当初、日本サッカー協会はシーズンオフの休養期間を確保するため、この試合の開催先送りを要望していた。ところが、これが認められず、AFCからの通達により6日開催が不可避となると、試合に臨む日本代表は、若手中心で編成されることが決まった。 岡田武史が選んだ遠征メンバーは、異例の平均年齢およそ2

二宮寿朗 = 文 text by Toshio Ninomiya photograph by Takuya Sugiyama 当たりにもマケズ、走りにもマケズ――。 先のオランダ遠征において最も評価を上げた選手は誰か、と聞かれれば、迷うことなく左サイドバックの長友佑都を挙げたい。世界と比べると日本人プレーヤーが見劣りするフィジカルの部分で、オランダとガーナを相手に彼はよく張り合っていた。フィジカルで渡り合った長友がイエローカードを引き出した。　特筆すべきは、時間をかけずにトップスピードに入り、プレーが出来ていた点。ファンペルシーやロッベン、あるいはガーナのムンタリの仕掛けについていく守備の面で発揮されただけでなく、その能力は攻撃面でも十分に活かされた。 オランダ戦で言えば、前半36分のプレー。長友は味方がカットしたのを確認すると、低い位置からトップスピードで駆け上がって左サイ

この度わたくし金沢浄はジュビロ磐田に移籍することになりました。 シーズン途中での移籍ということで悩みに悩みましたがチャレンジすることにしました。 この決断は簡単なものではなく、今でも胸が張り裂けそうです。 前を向くのがこんなに大変だとは、そして自分が心の中にこんなにも弱い一面を持っていたとは… 初めて知りました。 ですが東京に在籍した６年半ではサッカー選手としてもひとりの人間としてもとても成長させてもらったと思っています。 応援してくださった皆さん、関係者の皆さん本当にありがとうございました。 とは言えこれからも応援してくれたら嬉しいです。 感謝の気持ちを胸に…　　旅立ちます。 それでは。

オシム語録を引用すれば、「水を運ぶ人」ということになるのだろう。最近、特に若い世代を見ていて、守備に才を発揮するボランチの選手が、あまり見られなくなったように思う。かつては、服部年宏、戸田和幸、明神智和、今野泰幸など、その手の選手が比較的コンスタントに登場してきたものだ。 ところが、近ごろでは「自分の仕事はバランスを取ること」などともっともらしい理由をつけ、ただ真ん中に立っているだけの気が利かないボランチが増えた。しかも、それを指導者やマスコミが「バランサー」などと持ち上げてしまうから、なおたちが悪い。確かに、これなら大ケガもしないが、手当もできない。若き守備職人の武器は高速アプローチ。　今年のJ1では開幕当初から、原口元気、山田直輝、大迫勇也ら、10代ルーキーの活躍が目立つ。朗報には違いないが、それが攻撃的なポジションに偏っていることには歪みも感じていた。 このままで大丈夫だろう

2009年8月6日(木）、サポーター待望のクラブチーム版ウイイレの“Jリーグウイニングイレブン2009クラブチャンピオンシップ”がいよいよ発売！発売日には、この日を待ちわびた東京ドロンパがTSUTAYA府中駅前店に買いに走りました！！ 2009年8月6日(木）。街中でも時間があれば、ネットで情報収集をする東京ドロンパ。 まずはFC東京のホームページをチェック。 J's GOALで活躍中のFC東京所属のジェイズ五郎選手の活躍も見逃さずにチェック。 ライバル狸の動向もしっかりチェック。そうです、今日はウイイレの発売日！ということでさっそく買いに行きます！ お店に向かう途中では、しっかりファンサービス！ そしてお店に着くと、デカデカとウイイレの文字が！ ディスプレイにかじりつく東京ドロンパ。画面には「あなたが人生を捧げるクラブはどこですか？」の文字が。「もちろんFC東

二宮寿朗 = 文 text by Toshio Ninomiya photograph by Toshiya Kondo 28歳、プロ10年目にしての開花である。 FC東京のサイドアタッカー、石川直宏の活躍が目覚しい。ここ数年外国人選手で独占されてきた得点王争いに食い込み、日本人選手としては2ケタ得点の今季一番乗りを果たした。公式戦連続ゴールは「6」で止まってしまったとはいえ、その勢いが終息する気配は今のところ感じられない。 ジーコジャパンに選出され、アテネオリンピックに出場するなど“スピードスター”の称号を背に、輝きを放っていた5年前の印象とはガラリと違っている。 かつては、サイドでボールを持てばやみくもに単騎突破だけを狙うタイプであった。連係といってもサイドバックとの関係ぐらいで、視界が広いとは言えず、オフザボールの動きも物足りないという印象が強かった。持っている才能

今Jリーグで最も勢いに乗るチームのひとつ、FC東京の試合を観ていたら、ふと、ポルトガルの名将ジョゼ・モウリーニョの言葉を思い出した。 自伝『ジョゼ・モウリーニョ』（講談社）で、彼はこう綴っている。 「選手に対して、選択肢は2つしかないと話していた。つまり、ゲームを支配するか、コントロールするかのどちらかだ」 ここで『支配』とは、なるべく相手陣内でプレーし、どんどんゴールを狙っていくこと。『コントロール』とは、下がった位置でしっかりとパスを回し、攻撃のチャンスをうかがうことだ。どちらも主導権を握ることには変わりないが、前者の方がはるかにリスクが大きい。「ゲームを支配し、それができない場合はコントロールする」というのがモウリーニョ流だ。 今のFC東京は、この2つの切り替えが抜群にうまい。 ドリブルで切れ込んだ石川直宏のシュートがDFにあたっても、素早くMFの羽生直剛、梶山陽

クラブユースの予選を見に、Ｊヴィレッジ＠福島まで。 東京からだと約220キロで冷静に考えると外国（鹿島）より遠いのに、 ヘディング能症候群で「2時間ちょいで着く=ご近所」的に距離感覚が麻痺している自分が怖い w ヘディング能で一杯な車内は、「ペトロヴィッチ氏ね」「テレ東の新人アナがかわゆい」 「高山氏ね」「このキス顔はやばい」「ペトロヴィッチ氏ね」「東京が一番偉い」「高山氏ね」という、 こういう大人たちが我が国のGDPを支えているんだよ！というトークが延々と続き、 茨城に入った瞬間にうようよ湧き出した珍走団の皆さんの写真を撮ったりしてたら、 気がついたら原ぱt･･･、否、Ｊヴィレッジに到着ですよ奥さん！アホーター旅行は楽しいなぁ。 本編に入る前に、大事なことを書く。 Ｊヴィレッジのランチビュッフェ大変美味しゅうございました。特にパスタとデザート類。 いい大人4人で猛禽類のごとく食い荒らして

PURE GROUPが一番大事にしていること。 それは、患者様の笑顔です。 患者様の笑顔が宝であり、やりがいであり、幸せであります。 PURE GROUPの思いは、この言葉に尽きると言っていいでしょう。 PURE GROUPは、私を含め、歯科医、歯科衛生士、スタッフ、そして患者様の笑顔 でいっぱいです。 ここまで笑顔でいっぱいの歯科医は他に無いと自負しております。 非常に嬉しいことに、当院の新規でご来院される患者様の78％は、既存患者様の ご紹介でご来院されます。 これは、開業から12年間、患者様の笑顔が見たいという気持ちで運営してきた私 たちの誇りです。 ぜひ、PURE GROUPであなたの最高の笑顔を見つけてください。 デンタルクリニック ピュア恵比寿 『無痛治療』をモットーに、歯科の嫌なイメージを改善していきます。 JR恵比寿駅西口から徒歩2分のところにある歯科医院です。 平日は20

今年のアーセナルのセカンドとサードユニが、シンプルでなかなかカッコいい。 王大人を「ワン ターレン」と読めない夏休みに入ったよいこのみんなは、図書館で血尿出るまで勉強しろよ。 なお1stユニフォームは、赤色なので興味ありません！＞＜ 紺に水色のストライプが2nd。襟付きのこのスタイルは、クラシカルで渋いのぉ。 日本で一番の襟付きユニフェチの西澤＠セレッソ大阪も大喜び。 こちら3rd。アーセナル公式によると、「3rdユニフォームは、7月23日発売！」だそうな。 白に渋めの金色？のストライプ（灰色のストライプにも見えるが。） 今年のNikeは、パリサンジェルマンといいアーセナルといい、ストライププッシュ大作戦展開中。 閑話休題。 海外クラブチームのサイトを見て感心するのは、チームグッズを何とか売りこもうという 意気込み（またの名を商売っ気）がひしひしと感じられること。 ここでいう意気込みという

【J1：第18節 大宮 vs Ｆ東京】プレビュー：リーグ戦も後半に突入、大宮はホームで好調Ｆ東京を止めたい！（09.07.17） 7月18日（土）J1 第18節 大宮 vs Ｆ東京（18:00KICK OFF/ＮＡＣＫ） スカパー！生中継 Ch174 17:50〜（解説：柱谷幸一、実況：下田恒幸、リポーター：長友美貴子） 勝敗予想ゲーム | JOMO CUP 2009応援メッセージ募集! ---------- 早くもＪリーグは後半戦に突入、今節からは２巡目の対戦となる。後半戦の初戦、大宮はホームにＦ東京を迎える。カップ戦含め６連勝中のＦ東京の勢いを止めて、あくまで今季の目標と張外龍監督が掲げる「AFCチャンピオンズリーグ出場圏内」に一刻も早く近づくきっかけとしたい。 前半戦を振り返ると大宮は勝点２１で１２位。ヤマザキナビスコカップで連続して大敗したことを考えれば、予想外