駆け抜けたい伝説の途中

毎週水曜18時より放送中

2024年にクリアしたゲーム

©Lump of Sugar


𝓜𝓮𝓻𝓻𝔂 𝓒𝓱𝓻𝓲𝓼𝓽𝓶𝓪𝓼。

毎年恒例の記事納めという名の自分語り記事です。

 

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【竜姫ぐーたらいふシリーズ】感想

Whirlpoolが誇る18禁恋愛アドベンチャーシリーズです。

自分は2022年10月28日に発売されたコンプリートパックの方をプレイしました。

 

 

タイトルと製作スタッフからして『猫忍えくすはーと』の実質続編とも言うべき作品だと感じて手を出しました。

実際のところ内容はまさしく猫忍そのものであり、一本数時間程度で終わるボリュームであること、個別ルートの存在しないハーレムものであること、そして起伏を最小限に留めているシナリオであるなどの共通点がありました。

 

そういうわけで個性豊かなヒロインとぐーたらに触れ合っていくことが、特徴であり魅力となっている作品です。

自分としては18禁ゲームに〝実用性〟を見出したことは一度もないのですが、この手の和やかなゲームがやりたくなるタイミングというのは必ず来るものであり、ここからしか得られないものもあるとは確かに感じさせてくれました。

 

猫忍との最大の相違点として感じたことといえば、幼馴染ヒロインである鈴夏の存在でした。一作目は専ら幼馴染もののエロゲと化していましたね。

 

 

……。

 

 

追記より各キャラクターの感想をネタバレを踏まえて書いていきます。

猫忍えくすはーとの比較も若干しているので、あちらの作品を本当に事前情報なしで楽しみたいという方はご注意ください。

 

 

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【中の人などいない! トーキョー・ヒーロー・プロジェクト】感想

 

2012年8月31日にALcotより発売された18禁恋愛アドベンチャーゲームです。

 

 

新本シリーズの第三作目となります。

相も変わらずパロディ全開・下ネタ全開という思春期の中学生のようなノリが特徴であり魅力のシリーズです。

悪ノリの強さとしては「『鬼ごっこ!』以上『幼なじみは大統領』未満」という印象でした。一作目がレジェンドすぎる。

 

また、一作目と二作目よりも進化していた点といえば、ヒロインを含めた周囲の登場人物のぶっ飛び具合だったと思います。

歴代のヒロインは抜けたところはありつつも普通の女の子として描かれていることが多かったと思いますが、本作は見事に変人ばかりでした。おかげで見ていて飽きなかったです。

 

 

ALcotのゲームなので応援バナーで応援させていただきます。

 

ALcot『中の人などいない! トーキョー・ヒーロー・プロジェクト』 応援中!

 

追記よりネタバレを踏まえた感想になります。

 

 

 

 

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【学☆王 -THE ROYAL SEVEN STARS-】感想

2012年1月27日にLump of Sugarより発売された18禁恋愛アドベンチャーゲームです。

 


りこ先生の絵柄と真っピンクなビジュアルからしてイチャラブ学園ものであると勘違いしてプレイを始めました。

しかし、その実態は「廃校寸前の学園で6人の生徒と結託し、次々と学園に送り込まれる〝十一賢者(イレブンマスター)〟と呼ばれる刺客を倒していく」という、少年漫画やアニメのような熱血ストーリーでした。

ギャグベースで和気藹々とした雰囲気で進行するストーリー、難しい専門用語が登場しないシンプルな設定、「全員で協力してひとつのことを成し遂げる」という王道的な起承転結。肩の力を抜いて読める作風でありながらも、しっかり山あり谷ありで読み手を楽しませてくれる構成となっており、こういうのでいいんだよという気持ちにさせてくれました。

 

メインキャラクターが主人公を含めると男3人女4人の計7人であり、それらが同じ学園・クラスの生徒となっている構造上出番の格差が極力少なくされているので、7人の掛け合いが常に感じられる楽し気な雰囲気が特徴的でした。

先生役も含めるならば、キャラクター数は立ち絵・CGがある人物だけでも約20人に上り、多すぎる登場人物によって織りなされる群像劇も魅力となっている作品でした。

 

 

追記よりネタバレを踏まえた感想になります。

 

 

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【マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ!】感想

まさか9年越しにマリルイシリーズの新作が発売されるとは思ってもみませんでしたね。ニンダイでの発表は衝撃的でした。

自分はマリルイシリーズは全作品プレイ済みということもあって、本作の発売をとても楽しみに待っていました。

 

 

自分のプレイスタイルについてですが、サブクエストとバトルプラグは全コンプリートし、チャレンジは"裸一貫以外は"コンプリートしました。

イベントは全て読んでいましたが、イベント中のモーションは全てBボタン長押しで早送りし、町の住民には5割程度しか話しかけませんでした。

道中の敵は全て倒しながら進むようにしていましたが、二回目に訪れる場所やラストダンジョン、マリオorルイージ単騎で進行しなければならないパートではなるべくバトルを避けて進むようにしていました。

 

そんな遊び方で攻略していた自分がゲームクリアにかかった時間は41時間でした。凄まじい大作でした。

マリルイ1~3級のボリュームかと思いきや、まさかのマリルイ4級のボリュームとなっていました。

攻略が長丁場となる大作RPGなので、今からプレイする方は心の準備をしておいてください。そして最初のランクアップボーナスは『HIGE成長+』がおすすめです(遺言)

 

 

本作のゲームシステムとしての部分は、良いところもあれば遊びにくく感じたところもありました。

シナリオに関しては多数のオリジナルキャラクターを前面に押し出しているという点で、歴代とは良くも悪くも一線を画していたと感じます。徹底してクッパの漢気が描かれ続けた3とは何もかもが違うと思います。

 

しかし、その歴代最多の登場人物数と歴代最高のテキスト量によって彩られる、世界観の重厚さについては疑う余地はありません。

このコネクタルランドの世界に美しさを感じられた人にとっては、シリーズ最高傑作となり得る作品だと思います。

 

 

追記より良かった点と気になった点をネタバレありで書いていこうと思います。

 

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【逆転検事1&2 御剣セレクション】感想

2011年・2012年に発売された逆転裁判スピンオフシリーズである『逆転検事』のコンピレーション作品となります。

『成歩堂セレクション』『王泥喜セレクション』『成歩堂龍ノ介の冒險と覺悟』に続き、遂に(レイ逆を除く)逆転裁判シリーズの全てのタイトルが最新ハードでプレイできるようになりました。

 

各所のレビューサイトで受ける印象としては、逆転検事1はやや低めの評価をされている傾向にあるものの、逆転検事2は†シリーズ最高傑作†と評されることも多々ある人気作となっています。

中でも検事2のBGM『追究~つきとめたくて~』はシリーズで最も人気の曲と言っても過言ではないと思います。

 

 

自分としても検事シリーズは思い入れのあるゲームであり、中でも逆転検事2はシリーズで最も好きな作品です。

少年時代にセーブデータを消去しながら同じゲームを周回プレイするというのはどのご家庭でもある話だと思いますが、自分の場合は逆転裁判シリーズでそういった遊び方をしていました。逆転検事1は2周、逆転検事2は3周プレイしました。

 

既に何周もしたゲームであり、御剣セレクションではゲームオーバーになっても「ゲージ全回復して間違えた場所からリトライ」というチート技を使うことができるので、せっかくなので今回のプレイではテキスト全回収を目指していました。

捜査パートで調べられるものは全て調べ、会話時は証拠品を全てつきつけ、対決時は一回以上はわざと間違えるようにし、検事1では進行度に合わせて変わるゲームオーバー時のイベントも見るようにしていました。

おかげで累計40回近くゲームオーバーになったのでミツルギさんがエラくポンコツになってしまいました。特に検事シリーズは難易度が低めのデザインをされているので、間違える度に周りのキャラが優しくヒントを教えてくれるようになってるのが一層情けなさを助長していましたね……。

 

 

追記よりネタバレを踏まえた感想を書いていきます。

前述の通り既に何周もプレイしているゲームなので、あくまで簡潔に。

 

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【ソラコイ】感想・考察


2015年12月18日にChelseasoftより発売された18禁恋愛アドベンチャーゲームです。

 

 

シナリオは各個別ルートの大筋がかなり似通っており、BGMの絶対数の少なさ、演出の不備や誤字なども多かったです。元はフルプライスのゲームでしたが、正直なところゲームとしては素人目線でも粗い部分が多かったと感じました。

しかし、クリアした後では「このゲームに出会えて良かった」と心から思わせてくれた作品でした。

所謂泣きゲーと呼ばれるジャンルのゲームをプレイした時の「とにかく泣ける」ような感動を覚えることはありませんでしたが、本当にここまで感情を揺さぶられた作品は久しぶりだったと思います。クリアしたのは8月でしたが、今でもこのゲームのことばかりを考えてしまいます。

 

OP曲『sign』とED曲『空恋』が本編のシナリオと親和性が高く、人気があると思います。ゲームをプレイしたことはないけど曲だけ知っているという方はしばしば見かけます。

 

とりあえず今後プレイする方に最も伝えたいのは、必ずソラルートを最後にプレイしてくださいということです。ルートロックして……。

 

 

追記よりネタバレを踏まえた感想になります。

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