« 2024年1月 | トップページ | 2024年3月 »

2024年2月29日 (木)

Wi-Fiルーターを買った

先日「電子レンジとWi-Fiが干渉してました: EeePCの軌跡」という記事を書きましたが、どうもそればかりでもなく、調子が悪い。
確かに電子レンジを使われると、急につながりが悪くなるんですが、なかなか復帰しないことも多く、ちょっと干渉しすぎだろう。

ということで、Wi-Fiルーターを買い換えました。

Img_4825

こう言うやつを購入。近所のららぽーとにあるエディオンで購入。だいたい1万円くらい。
アンテナが2系統×2.4GHz/5GHzの計4種類のアクセスポイントを持つため、なんだかよさげな感じです。

増えすぎた接続機器に対応するには、これくらいがちょうどいいのかなと。

Pxl_20240228_120351085

が、古いのからいきなり新しいのに移行するのも大変なので、一旦は2つ並行で利用してます。
ルーター側が4つのポートがあるので、2台つなぐのは問題ありません。
なお、この無線LANルーターはルーターとしてではなく、ブリッジモードで利用してます。

で、せっせと移行中なのですが、今のところは接続に不安を感じません。速度もいい感じに出ているし、途切れることもなく調子いいです。

特に5GHzの方は旧型だと今一つ速度が出てる感がなかったのですが、今度のやつは大きいからなのか、つながり具合はいいです。
ざっとメインPCで速度計測してみると、2階の部屋からでも90Mbpsは出てました。今までのは・・・どうだったかな? せいぜい60くらいだった記憶ですが。
ただ、体感的にはつながり始めがちょっと早くなった気がします。気のせいかもしれませんが。

ただこう言うのって、しばらく使ってみないと何とも言えないですかね。当面は、様子見です。


【Amazon.co.jp 限定】NEC Aterm 無線LAN WiFi ルーター Wi-Fi6 2×2 AX3000HP2 Atermシリーズ 2ストリーム (5GHz / 2.4GHz) AM-AX3000HP2【 iPhone 13 / 12 / SE(第二世代) / Nintendo Switch メーカー動作確認済み】

2024年2月24日 (土)

Raspberry Pi 5に使える電源は?

本当はRaspberry Pi 5用純正電源が一番いいんでしょうけど、品薄で手に入らないようなので、自宅にあるUSB-C電源を使っております。
気にせず使ってましたが、そういえばどの電源でもOKなのか?

と疑問に思ったので、うちにあるいろいろな電源で試してみました。

結論から言います。

Img_4818

使えたのは、この二つのみ。UGREEN製65Wと、CIO製45Wの2口電源です。
ケーブルに至っては、我が家最強のUSB-Cケーブル(現状最強規格のUSB-Cケーブルを買ってみた: EeePCの軌跡)のみ利用可能、という結果でした。

Img_4819

ちなみに、Anker製のこの窒化ガリウムではない白の65W電源はダメでした。

なお、30W以上の電源ならば起動はしてくれます。起動はできるんですが、

Img_4816

ダメな奴だと、負荷をかけた時にこういう警告がでるんですよね。Bluetooth切ったりしましたが、ダメです、変わりません。

Img_4814

このCIO製のバッテリーは公称30Wですが、こいつに至っては全力負荷時に雷マークを出した直後にすぐ落ちました。
他の電源は、辛うじて動くものの、この雷マークが出ている時は少しパフォーマンスを落としているようです。

Img_4815

高負荷をかけるために使ったのは、先日の記事(Raspberry Pi 5 8GBが来たので画像生成AI「Stable Diffusion」と物体検出「YOLOX」を動かしてみた: EeePCの軌跡)でも使ったStable Diffusion 1.4です。
こいつを512×512の解像度、50ステップを流せるかというのをやりました。
1ステップあたり、大体80~90秒かかるので、1時間10分ほどかかります。

ところが、Anker製65Wの場合は、雷マークを出しながらこの1ステップにかかる時間が110秒程度になってたんですよね。だから、パフォーマンスを落としてるんじゃないかと思った次第です。

また、Anker製65W対応のUSB-Cケーブルでは、どの電源を使っても雷マークが出現します。

このケーブルと、UGREENの65W、CIOの45Wのみの組み合わせで、Raspberry Pi 5は運用可能です。

なんか、ことごとくAnker製がダメでしたね。ケーブル、電源共にアウトです。相性が悪いんでしょうか?
もしかすると、窒化ガリウム製でないとダメとか、そういうのもあるかもしれません。

ちょっと残念なのは、バッテリー駆動ができないということでしょうか。
車載用に使えないかと期待してたんですが、そういう用途で使うには、より強力なバッテリーが必要みたいです。

というわけでUSB-C電源をいろいろと試しましたが、確実なのはやっぱり、それ用の電源を買うのが一番よさそうです。

さて、以下余談ですが、せっかくRaspberry Pi 5が1時間以上もかけて画像を作ってくれたので、それも載せておきます。

Image1

Image2

2枚目がちょっとヤバい感じですが、まあまあの良い出来ではないかと。
Stable Diffusion 1.4ですし、これくらいは、ね。
もっとも、「エベレスト山頂を目指すハイエース」というプロンプト通りとはいかない結果ばかりなのは残念でしたが。


Geekworm USB-C 電源アダプター PD 27W Type C、Raspberry Pi 5に適用

2024年2月18日 (日)

PC起動時にEdgeが起動してしまう問題の対処法(解決?)

いきなり表題とは全然関係ない話題ですが、昨日、H3ロケットの打ち上げが成功しましたね。おめでとうございます。

ライブ映像にて、第二段目が点火した瞬間、「やった!」という声が上がったのがとても印象的。最後に抱き合うシーンも、感慨深いものがあります。
これを一般的に「成功」と言います。共〇通信の記者の方、見てますかぁ?
とはいえ、まだまだ技術的に解決しなきゃいけない問題があって、100%の実力というわけではないようです。
今後のH3の発展に、期待です。

というめでたい日の翌日に、こんな記事を書くのもなんですが。
最近、PCを起動するたびにEdgeが勝手に起動して、困ってました。
なんでわざわざ、ブラウザでデスクトップを覆うのかなぁ!とイラッとしてましたが、とりあえず対処法が2つあったので、それぞれ試しました。

(1) Microsoft Edgeの設定をいじる方法

・ Edgeを立ち上げ、右上の「…」をクリックして「設定」を選択
・ 「[スタート]、[ホーム]、および[新規]タブ」を選び、その中の「Windows にサインインすると、Microsoft Edge が自動的に開きます」のスイッチをオフにする

20240218-092449

(2) Windowsの設定をいじる方法

・ スタートメニューの「設定」‐「アカウント」‐「サインイン オプション」を開く
・ 「再起動可能なアプリを自動的に保存し、再度サインインした時に再起動する」のスイッチをオフにする

20240218-092613

それぞれを確認したのですが、うちの場合、どちらも最初からオフでした。
が、どちらも一旦オンにして、その後オフにすると、次の起動時からはEdgeが立ち上がらなくなりました。

意味が分かりませんが、今のところ直ったので、良しとします。

メインPCで頑なにEdgeを使いたくない理由がありまして、単純に「検索エンジンが切り替えられないから」というのがその理由。

最近はChatGPTを取り込んだBingチャットなどで機能強化されているBingですが、検索エンジンとしての質が悪過ぎて、話になりません。

例えば最近、Microsoftの標準アプリとなりつつある動画アプリ「Clipchamp」について調べてたんですけど。
まずは、Googleの検索結果

20240218-090202
ちゃんとClipchampのサイトが出てます。
一方で、Edge標準のBingでの検索結果

20240218-090216

トップに出てくるのは、ClipchampではなくFilmoreです。
しかも、紛らわしく【Clipchamp】なんてついております。
さすがにこれはちょっと、ないですよね。

Filmoreもいいソフトではありますが、検索ユーザーが求めていないものを最初に出すってどうよ?
しかもClipchampって、今やMicrosoft純正の動画アプリ。それをMicrosoftの検索エンジンが引っかけてくれないって、どういうこと!?

何度か使ってますが、十中八九こんな調子なので、Bing検索は極力使わないことにしてます。
サブ機であるSurface Goにはあまり余計なものを入れたくないのでEdgeのみとしてますが、ブックマークにはGoogle入れてるし、ホームボタンを押したらGoogleに飛ぶようにしております。会社PCも同様。

せめて検索エンジンだけを変更できるようにしてくれたなら、Edgeにしてもいいんですけどねぇ。

H3はどんどん打ち上げてほしいし、Edgeに関しては逆に打ち上がらないようにしてほしい、という記事でした。


新型ロケット H3 ~苦難のエンジン開発 燃焼の記録~

2024年2月17日 (土)

Quest 3でVRな宇宙体験をやってみた

せっかくQuest 3を買ったので、VRらしいアプリも使ってみようと思って探してたら、なんだか宇宙的なやつばかりインストールしてました。
2つあったんですが、「Apollo 11」と「Mission:ISS」です。前者は990円の有料アプリ、後者は無料でした。

Meta Questの「Apollo 11 」| Quest VRゲーム | Meta Store

Meta Questの「Mission: ISS: Quest 」| Quest VRゲーム | Meta Store

まずは「Apollo 11」から。

このアプリ、ユーザーに与えられた自由は「視点を変える」ことだけで、要するに、アポロ11号の軌跡を立体的にダイジェストに体感しようというものです。
ケネディ大統領の演説から始まり、打ち上げ、月着陸、そして帰還までが数十分ほどにまとめられています。

Img_4804

ただ、そのおかげでよく分かるのは、コックピットが想像以上に狭い場所だということ。
アポロの司令船って、こんなに狭かったの?ってなります。

Img_4805

時折、こんな感じの外からの映像に変わります。
これは、月着陸船とのドッキング直後。ちょっと遠近感があれですが、綺麗です。

Img_4808

で、いよいよ月へと向かいます。

Img_4809

当時の無線交信と共に、月着陸のミッションが再現されてます。
横にいるのは、アームストロング船長です。

Img_4811

マスターアラームが鳴り響く中、徐々に月面へと接近。

Img_4810

してるんですが、距離感が分かりませんね。窓を覗くも、御覧の通り。近くにも見えるし、遠くにも見える。ちょっと平面的過ぎるかなと。無線を聞きながら、大体どれくらい迫っているかを把握するしかなさそうです。

Img_4812

そして着陸。いよいよ、月に第一歩を記します。

「ワン スモール ステップ ア マーン・・・」というあの有名な言葉が、この直後に流れます。

このあと月面を探索、その後月面を離れ、大気圏再突入、そして着水までが流れます。

アポロ宇宙船って、とにかく狭かったんだねというのが、3D体験から得られた一番の気づきでしょうか。
とはいえ、出入口のハッチがとても人間が通れるサイズには見えなくて、ちょっと小さ過ぎねぇ?と思ったのは内緒です。

お次はISS。

Img_4801

こちらは、結構ぐりぐりと動きます。右コントローラのスティックで回転、左コントローラーのスティックで移動します。

Img_4799

こちら、分かりにくいですが、日本の「きぼう」モジュールです。

Img_4800

まずはトレーニングをやってみたんですが、難点が2つ。

どうやらミッションをこなさなきゃいけないみたいですが、英語なので何をやればいいのか、分かりづらいということ。

そしてもう一つ。こちらは深刻です。

VR酔いを起こします

スティックをぐりぐりしていたら、すげえ勢いよく動いて、その直後に頭がくらくらしてきます。
周囲の動きと、体感の加速度が一致しないために起こるVR酔いですが、個人差があって全く感じない人もいます。
が、私はダメでしたね。
てことで、休み休み動くしかないです。
この程度でアウトなら、動きの激しいゲームなどはちょっと無理そうですわ。

Img_4813

といいつつ、宇宙空間に出てみると、VR酔いは起こりません。酔いは、閉鎖された空間内で起こりやすいみたいですね。
ちなみに、Apollo 11よりはこっちの地球の方が圧倒的に立体的で、雄大に感じます。本当に宇宙にいるかのように実感させられます。

というわけで、Meta Quest 3らしいアプリを使ってみました。
やや立体感の再現度に不満がないわけではないですが、これまでにない体験が可能で、ちょっと面白いですね。


Meta Quest 3 128GB | 画期的なMR(複合現実) | PC VR/MR ゴーグル

2024年2月16日 (金)

Raspberry Pi 5 8GBが来たので画像生成AI「Stable Diffusion」と物体検出「YOLOX」を動かしてみた

ついに、Raspberry Pi 5が発売になりました。

Raspberry Pi Shop by KSY

で、2月13日の夜にKSYのサイトにつないだら、なんということでしょう

まだ在庫があるではありませんか。
ポチッてしまったのは、言うまでもありません。

で、15日に届きました。

Pxl_20240215_054109856

8GBのモデルで、KSYでは1.4万円ほど。
ついでに、Amazonでファン付きヒートシンクも頼んでおきました。
4ですらヒートシンクなしで動作不可能なのに、5が大丈夫なわけがない。

Pxl_20240215_054205142

中身を開封し、

Pxl_20240215_054349441

ヒートシンクを取り付けて、このピンみたいなやつを押し込みます。

Pxl_20240215_054354398mp

少し悩んだのは、このファンのコネクターってどこにあるの?
USB端子の根元辺りにありました。

Pxl_20240215_054432659

あとは、以下のサイトからインストーラーを入手し、手ごろなSDカードにOSをインストールします。

Raspberry Pi OS – Raspberry Pi

なお、今回は256GBのSDカードを使ったのですが、ちゃんと入りました。

Pxl_20240215_055409686

このRaspberry Pi 5ですが、USB-Cの電源は5V/5A以上、つまり25W以上が必要とのこと。
専用電源の仕様がそれなんですが、我が家のは65Wあるので大丈夫でした。

Pxl_20240215_065553601

さて、あっさりと起動しました。
まあ、ここまでは順調。
ですが、ここからが大変でした。

表題にもある通り、何を思ったのか画像生成AI「Stable Diffusion」を使ってみたんですが、思わぬトラップに引っかかっておりました。
参考にしたのは、以下のサイト。

raspberry pi 4でStable Diffusionを動かしてみる(画像自動生成&更新フォトフレームの作成)その1 #Python - Qiita

以前、Raspberry Pi 4で同じことを遣ろうとしたんですが、4GBモデルではメモリーが足らず不可能でした。
で、せっかく8GBのモデルなので、そのリベンジを遣ろうと思った次第です。
で、ここにある通り動かせば、行けるはず・・・と思いきや、

pipコマンドが効かない!!

というトラップに引っかかりました。
えっ、なんで?と思ったんですが、「PEP668」とかいうやつのおかげで、pipコマンドが通らないことが判明。

Pythonでpipが使えないなんて、どうやってライブラリを入れりゃあいいんだ!

Raspberry Pi OSでもbookwormでpipインストールエラー「externally-managed-environment」 | ラズパイダ

上のサイトを見て試行錯誤しましたが、結局、対処法は以下の2つでした。

(1) sudo apt install python3-(ライブラリ名) 

なんか、pip使わずにaptを使えってことみたいです。
が、これでインストールできないライブラリの場合は、

(2) sudo -H pip install --break-system-packages (ライブラリ名)

とすればインストールできました。
つまり、(1)、(2)の順に試せってことです。

なお「.pip」というディレクトリを作って、その中にpip.confを作り・・・という対処法は、なぜか上手くいきませんでした。

てことで、今回のインストール手順を書いておきます。

【環境設定】

etcにあるdphys-swapfileを編集します。

sudo vi /etc/dphys-swapfile

(viのところはnanoでも可)

中ほどに「CONF_SWAPSIZE=100」というのがあるので、この100を4096に変えて保存します。

【ライブラリ・インストール】

以下の順番に実行。

sudo apt-get update

sudo -H pip install --break-system-packages setuptool==58.3.0

sudo apt install python3-Cython

sudo apt install python3-torch

sudo -H pip install --break-system-packages transformers

sudo -H pip install --break-system-packages diffusers

sudo -H pip install --break-system-packages accelerate

sudo -H pip install --break-system-packages scipy

sudo -H pip install --break-system-packages safetensors

とりあえず、これで動くようになりました。
基本的には、上の(1)、(2)の順に試してます。

【プログラム実行】

さて、これでやっと実行環境が整ったので、早速動かしてみます。
以下のようなコード「stabledf.py」を準備します。


from diffusers import StableDiffusionPipeline, EulerDiscreteScheduler

model_id = "CompVis/stable-diffusion-v1-4"
scheduler = EulerDiscreteScheduler.from_pretrained(model_id, subfolder="scheduler")

pipe = StableDiffusionPipeline.from_pretrained(model_id, scheduler=scheduler, low_cpu_mem_usage=True)
pipe = pipe.to("cpu")

prompt = "Hiace aiming for the summit of Mount Everest, realistic photo"
steps = 50

image = pipe(prompt=prompt, num_inference_steps=steps, height=256, width=256).images[0]
image.save("image.png")

これを実行。

python stabledf.py

Pxl_20240215_114714518

最初だけ、ダウンロードに時間がかかります。
画像サイズやステップ数によりけりですが、256×256の画像で50ステップならば、12分程度で完了しました。

が、ここで一つ問題が。
なぜか、上のコマンドライン上で実行すると、真っ黒な画面しか出力されません。

Pxl_20240215_221511971
で、上のようにファイルマネージャーからコードをダブルクリックして出てくる「Geany」という実行環境上から実行すると、画像が出力されました。
理由はよく分かっておりません。

Pxl_20240215_114329720

なお、実行中のCPU使用率は98%、

Pxl_20240215_114339716

CPU温度は65度まで上昇。取り付けたファンが、大活躍です。
ヒートシンクがなければ、即死でしたね。

Image

で、生成された画像がこちら。
「エベレスト山頂を目指すハイエース」と書いたつもりですが、ハイエースっぽい車の姿がないですね。
まあ、なかなか一発では上手くいかないものです。

と、頑張って動かしてはみたんですが。

残念なことに、Raspberry Pi 5としての性能向上を実感できるものではなかったですね。メモリーが8GBになったメリットしか感じてません。
生成AIが動かせるということ自体が素晴らしいことですし、おそらくはRaspberry Pi 4と比べたら速いんでしょうが、元々、我が家のRaspberry Pi 4では動かなかったものを動かしたため、比較ができません。

てことで、比較できるものを動かしてみました。

PINTO_model_zoo/426_YOLOX-Body-Head-Hand at main · PINTO0309/PINTO_model_zoo · GitHub 

こちらのPINTO様のYOLOXによる身体、頭、手を検出するやつを動かしてみました。

Pxl_20240215_220608771

先のライブラリに加えて、OpenCVとonnxruntimeが必要です。まずは、いかを実行。

sudo apt install python3-opencv

sudo -H pip install --break-system-packages onnxruntime

その後、上のGithubから「demo_yolox_onnx.py」を入手し、かつdownload_n.shでモデルを入手しておき、

python demo_yolox_onnx.py -m yolox_n_body_head_hand_post_0461_0.4428_1x3x256x320.onnx

のようにモデルを指定して実行します。
(使用するモデルは、予めdemo_yolox_onnx.pyと同じ階層に置きます)

解像度が256×320のnanoモデルを動かしました。推論速度は30~40ms程度と、結構な速度です。
Raspberry Pi 4では70msほどでしたので、確かに倍は速くなってる。
が、描画速度が遅いのか、推論時間のわりにカクカクしてます。そこは要調査。

ということで、買って早々にRaspberry Pi 5で遊んでみました。
M.2 SSDが使えるなどのメリットをまだ活かせていないので、こちらもいずれ。


Raspberry Pi 5 8gb 技適マーク付き ラズベリーパイ5 8gb Development Board BCM2712 Arm Cortex-A76 64-bit quad-core 2.4GHz RTC WiFi/Bluetooth 5.0 SDR104対応 ラズベリーパイ5 (8GB RAM)コンピューター 技適対応品 (raspberry Pi 5 8GB)

2024年2月11日 (日)

Meta Quest 3を1日使ってみて

Meta Quest 3を使ってみましたが、なんか当初の想定とは少し違う用途になりつつあるので、ちょっと書いてみます。

元々は、Virtual Desktop辺りを使ってPC画面を飛ばし、好きな姿勢で使えるディスプレイ的な用途をメインに考えてたんですが。
Amazon プライムビデオ VRアプリを使ってたら、なんかそっちが主目的になりつつあります。

Pxl_20240211_065014388mp

キャプチャーできないので、直撮りのを載せておきます。
こんな具合に、VR空間上に画面が浮いてます。

Pxl_20240211_065352460mp

で、これで見る映画がなんかすごく迫力があって、ついついハマっております。
ちなみにこれは、トップガン・マーベリックの予告動画。
なお、本編も購入し、Quest 3で全部見ました。
この画像ではわかりづらいですが、画面枠の外にはちょうど映画館のような座席が薄っすらとあって、まるで映画館にいるかのような演出です。

他にも「沈黙の艦隊」(1995年のアニメ版)や「僕の心のヤバイやつ」最新話などをこれで見てました。
なんか、動画鑑賞がメインになりそう。

Img_4797

ただ、バッテリーが持たない。せいぜい2時間程度がいいところ。てことで、モバイルバッテリーとつなげてやりました。
Quest 3が61%の時に接続して30分動画を視聴、その後、1時間以上ほっといたら100%まで充電されてました。
その時のこの10000mAhのバッテリーの残量は、99%→62%となってました。
ということで、10000mAhのバッテリー辺りでも使えば倍の駆動時間は確保できそうな感触です。
ちなみに、このQuest 3の充電時の最大電力は15Wな模様。

ちなみに、これをPCとつなぐ手段としてQuest LinkやSteam Linkなどを試したんですが、いずれもうまく動かず。Quest Linkについては、USBケーブルでの有線接続であれば十分推奨環境を満たしているにもかかわらず、つながろうとしませんでした。

てことで、PC画面を出すのはVirtual Desktopのみということに。

Img_4791

一つ、問題があって、こんな状態で置いとくのはホコリ被りそうだし、なによりも落としそう。
何か、ケースにでも入れておきたくなります。が、これ用のケースって純正だと1万円ほど、Amazonをみても最低で3000円程度はします。
ちょっと高いなぁ・・・と思ってたら、近所の百均でこんなものを購入。

Img_4794

いたって普通の、ふかふかケース。だいたいA4サイズのやつです。

Img_4795

こいつにQuest 3を一式入れてみたら、

Img_4796

ホコリを防ぐ程度にはおさまってくれました。
しばらく、ケースをどうするかはちょっと考えます。

なお、子供らや妻に見せてみたんですが、やはり映像に圧倒されてましたね。あの大画面を一度見たら、病みつきになります。
思ったよりも解像度がいいので、全然違和感がないですね。

そろそろVRなコンテンツを楽しみたいところではあるんですが、なかなかいいのがないですね。
なぜかMeta純正のアプリをいじってたら、「ジェッターマルス」のOPを3D化したやつが収まってました。でもなぜ、ジェッターマルス?

という具合に、いろいろと楽しんでおります。
が、きっと私はこいつの性能の半分も使い切れていない気がします。
とはいえ、これというキラーコンテンツがないんですよね。今のところは、大画面動画だけというところでしょうか。VRらしいコンテンツでいいものがあれば、試していきたいところです。
てことでもうしばらく、遊んでみようかと思ってます。


Meta Quest 3 128GB

2024年2月10日 (土)

Meta Quest 3を買っちまいました(Apple Vision Proに刺激されたので)

タイトルの通りです。最近発売されたApple Vision Proとまではいきませんが、わりと近いことができると噂のVRデバイス「Meta Quest 3」を購入し、VRを堪能してみようと思い立ちました。

Img_4788

お値段は74,800円。実物に触れてから買いたかったので、エディオン豊田本店まで行って触って、そこで買ってきました。近所のららぽーとにあるエディオンでは扱ってませんでしたね。
お高い買い物でしたが、約50万円と言われるApple Vision Proと比べたら安いものです。

ところで、同じ売り場にはより安価なQuest 2やPICO 4もあったので迷ったんですが、当然というか、Quest 3が値段なりに一番いい画質でした。
それに、

「迷う理由が値段なら買え。買う理由が値段ならやめておけ」

という名言(?)もあるので、最後は自身で背中をひと押しして決断しました。

Img_4789

箱の中身はこんな感じ。

Img_4790

本体とコントローラー、取説、ケーブル、充電器が入ってます。
充電器とケーブルはすでにあるので不要、取説はほぼ役に立たないので、そのまま箱に戻しておきました。

さて、このQuest 3ですが、接続前にいろいろと準備が必要です。
本体側でWi-Fi接続やら何やらをやりましたが、その後にMetaアカウント(あるいはOculusアカウント)を設定しておく必要があります。
この辺りは、iPhone/Androidで「Meta Quest」というアプリを入れておき、そこでアカウントの設定やQuest 3との同期をしておきます。

その辺りは勢いにまかせてやったので、どういう手順でやったのかは覚えてませんが、大体アプリや本体の指示する通りにやっておけば、どうにかなりました。はい。

Img_4792

まずは装着。
うーん、こうして見るとただの怪しいおっさんとしか(笑)
この状態で、「パススルー」表示をして使います。

20240209-213631

なお「パススルー」というのはこれです。リアル背景の上に、Quest 3の画面が浮かんで表示されるモードのことです。
ちなみに今、ここではブラウザ上のYouTubeを映してます。

20240209-213701

ちなみに、最大3画面まで並べられます。文字入力は、その下にソフトウェアキーボードも表示させて、コントローラーでぽちぽちやります。
が、あまり使い勝手のいいキーボードとは言えませんね。それほど期待はしてなかったのでいいんですが、それでも思ったよりは打ちやすかったです。

20240209-213616

この通り、パススルーからワンタッチでバーチャル空間に切り替えることもできます。
なお、この背景自体の替え方はまだ分かっておりません。これはこれで結構、綺麗な絵ですけどね。
基本的には、パススルーで使うつもりなので、ここは敢えてほったらかしです。

20240209-213932

そういえば、有料アプリを一つだけ買いました。「Virtual Desktop」というアプリで、2208円。
その名の通り、Windowsのデスクトップをリモート表示させます。

20240209-213818

ただリモート表示させられるだけではなくて、PC上でキーボード、マウスを操作すると、こちらにもそれが反映された画面が映ります。
手元のコントローラでもPCを操作で切るんですが、PCにつないだキーボード、マウスさえ手元に持ってくれば、このバーチャル空間上の画面でも操作できます。
ちなみに、キーボードはパススルー越しに見ることになるんですが、直接ではなくカメラを介した画像で見ているため、少し位置ずれがあってちょっと見辛いです。が、コントローラでやるよりはかなりマシ。

Img_4793

てことで、このトラックパッド付の無線キーボードをつなぎ、

20240209-220817

文章を打ってみました。
パススルーだけでなく、手元のキーボードのせいでもあるんでしょうが、やっぱりちょっと打ち込みにくいかも。

あまり高速で入力しない限りは、何とか使えそうかなという感触です。

実はこの「文章入力を好きな姿勢でできる」という環境が欲しかったがゆえに、このQuest 3を買ったようなものです。
例えば、Yogiboの上で寝転がったまま、斜め上向きでも文字入力ができるというのが、このヘッドマウントディスプレイの強みですね。

が、それ以外にもいろいろとできて、それはそれで楽しい。

ここからはスクリーンショットがありませんが、フルスクリーンの動画アプリを2つ入れて使ってみました。
一つは、Amazon Prime Video VR、もう一つはYouTube VR。
(いずれも無料アプリです)

両者ともVRとついているだけあって、VRコンテンツにも対応してますが、普通の動画もOKでした。

Amazon Prime Video VRの方で、最近買った「トップガン マーベリック」を見てたんですが、目の前に体感で100インチ以上のスクリーンが現れて、なかなかの迫力でした。
妻にも見せましたが、めちゃくちゃ感動してました。
ちなみに、ついているスピーカーの音質は上々で、まあまあの臨場感があります。なおYouTubeでも没入モードにすると、同様の大画面で見られました。
やはり、大画面はいい。実感します。

また、Prime VideoもYouTube VRの方もそうですが、それぞれにVRコンテンツの一覧が出てきました。もっとも、それほどたくさんあるというわけではなさそうです。

そのほか、このQuest 3を使って気づいたことや、使い勝手について。

ジェスチャーモードという、コントローラーなしに指だけで操作するというモードもありますが、使い辛い上に、Virtual Desktopと相性が悪くて、普段は切ることにしました。

なお、私は眼鏡をつけてますが、眼鏡のままこれを装着することは可能。ただし、ちょっと鼻金の辺りが圧迫されて痛かったです。そこは要注意。

バッテリーは購入時に60パーセントほどありましたが、使い始めて1時間ほどで20パーセントまで低下。駆動時間はだいたい2時間ほどと聞いていたので、まあそんなものかと思います。
が、意外と時間が経つのを早く感じるデバイスなので、体感的には「えっ、もうバッテリーないの?」となります。

にもかかわらず、充電速度はあまり早くはありません。
65W充電器に65W対応のUSB-Cケーブルをつけても、これがなかなか充電が終わりませんでした。

このデバイス、モバイルバッテリーと併用して使うといいのかもしれません。

またこのデバイス、結構不安定なところがあります。Virtual DesktopでPCとつないだとき、いきなりPCの画面が真っ青になったことがありました。いわゆる「ブルースクリーン」ですね。いやあ、焦りました。
また、一度だけスリープからの復帰時に、Guest 3自体がフリーズしたこともあります。そのときは電源ボタン長押しすると、再起動してくれます。

パススルー状態でリアル風景が見えますが、その状態でスマホ画面を操作してみました。これは、なんとか見えて操作できます。
ただ、端の方では画像が歪むので、あまり視界から外れて使うのは難しいです。

しかも、Quest 3越しに見るスマホ画面は変な色合いになります。なんか少し色あせているというか、そんな感じ。リアル空間ではそれほどでもないですが、PCやスマホ画面ではこの色違いを顕著に感じます。

このQuest 3の重さは515gということで、わりと重いんですが、さほど重さを感じません。むしろ、顔に固定するバンドの締め付け具合のうっとおしさのほうが上廻る感じ。

そういえばですが、このデバイスのカメラを直射日光に当てると壊れることがある、というような書き込みを何処かで見たのですが、窓際で使うときは注意しておいたほうが良さそうです。

まだ本格的に使っていないので、今のところこんな感じでしょうか。

そういえば、このQuest 3を格納するものがないので、今はむき出しで置きっぱなし。ちょうどいい袋か何かを買いたいところ。

本来ならば、ゲームを楽しむデバイスでもあるんでしょうが、ゲームをするつもりはさらさらないので、こんな具合に「空間上のディスプレイ」として使ってみようかと思っております。


Meta Quest 3 128GB

2024年2月 3日 (土)

電子レンジとWi-Fiが干渉してました

今までも、なんか時々おかしいとは思ってたんですが、最近これが原因だとはっきりしてきたので、ちょっと紹介。

Img_4751

時々、異様にWi-Fiが遅くなるんです。いや、もはやつながらないレベル。
今、スマホのブラウザ上のバーを映してますが、この状態で動かなくなりました。

で、その原因が、その奥にある電子レンジです。
こいつが動いている間、Wi-Fiがほぼ使い物にならないことが判明。

ちょっと前から、電子レンジを使うタイミングで異様に遅くなるので、こいつが原因じゃないかなぁと思ってたんですが、今日、実際にレンジを使いながらブラウザを使ってみたところ、見事に干渉してくれました。

調べてみると、やっぱり干渉することはあるみたいですね。

電子レンジがWiFiと電波干渉する理由・対策方法を解説 | Broad WiMAX 通信

回避策としては、5GHz帯への切り替えなどがあるみたいですが、家の端の方まで届かない場合もあるため、2.4GHz帯も使わざるを得ない気がしてます。

まあ、電子レンジを使う時間というのは限られているので、特に何もしないことにします。

ちなみに、5GHz帯も干渉問題があって、雨雲レーダーとして使われるXバンドのレーダー波などを受信すると、チャンネルが切り替えられてしまいます。

5GHz帯の無線LAN。外からのレーダーに気をつけろ! | itbouzy.site

これはレーダーへの干渉を回避するために、予め機器にそういう仕組みが仕組まれているため起きるものだそうです。
無線機器である以上、干渉問題は避けられませんね。

自宅のWi-Fiのつながりが悪いときは、この手の電磁波出してそうな機器を疑うのは基本ですかね。


【Amazon.co.jp 限定】NEC Aterm 無線LAN WiFi ルーター Wi-Fi 6(11ax) AX5400HP 6ストリーム (5GHz / 2.4GHz) AM-AX5400HP【 iPhone 14 / 13 / SE/Nintendo Switch メーカー動作確認済み】

« 2024年1月 | トップページ | 2024年3月 »

無料ブログはココログ

スポンサード リンク

ブログ村