« ウサビッチ | トップページ | メモリスティック »

2008年11月23日 (日)

EeePC 1000H-XのSSD寿命対策

EeePC 1000H-XのHDDをSSD化して、まずやっておきたいのはSSDの寿命対策。

具体的には、余分なアクセスをさせないようにすることです。EeePC 4G-Xはすでに実施済みです。

まあそんなにたいしたことをするわけでなく、気休め程度です。

先日買った「UMPCハンドブック」を片手にやりました。何をしたかというと、

(1) Windows XPのカーネルメモリを物理メモリにおく

(2) NTFS最終アクセス日の更新を無効にする

(3) スクリーンセイバー時のデフラグを解除する

(4) 起動時のデフラグを無効にする

(1)はどちらかというとパフォーマンス向上のアイテムですが、SSDへのアクセスを少しでも減らせるならと実施しました。

(2)も、あまり最終アクセス日をチェックしていないので、変な書き込みをされるくらいならときりました。

(3)、(4)ですが、これはHDD向けの機能で、SSDでデフラグを実施しても速度低下が向上するわけではないようです。むしろ変な書き込みを増やすだけで、切っておくほうがSSDにはいいようです。(この自動デフラグ機能、Windows 7ではNetbook向け機能としてつけるとアナウンスしています)

やり方ですが、いずれもレジストリエディタを使います。失敗すると最悪リカバリをしなくてはいけなくなることを覚悟して行います。

(1):

HKEY_LOCAL_MACHINE - SYSTEM - CurrentControlSet - Control - Session Manager - Memory Management

を開き、その中の「DisablePagingExecutive」をダブルクリックします。

開いたウィンドの中の「値のデータ」のところを「0」から「1」にして「OK」。

(2):

HKEY_LOCAL_MACHINE - SYSTEM - CurrentControlSet - Control - FileSystem

を開き、窓の空白の領域で右クリックし、「新規」-「DWORD値」を選択。

名前をNtfsDisableLastAccessUpdateに変更。

これをダブルクリックし、「値のデータ」のところを1にして「OK」。

(3):

HKEY_LOCAL_MACHINE - SOFTWARE - Microsoft - Windows - CurrentVersion - OptimalLayout

を開き、右窓の空白の領域で右クリックし、「新規」-「DWORD値」を選択。

名前をEnableAutoLayoutに変更しダブルクリック。

「値のデータ」を0として「OK」

(4):

HKEY_LOCAL_MACHINE - SOFTWARE - Microsoft -Dfrg - BootOptimizeFunction

を開いて、「Enable」をダブルクリック。

「値のデータ」のところを「Y」から「N」へ変更。

つづりのチェックはしましたが、なにぶん個人ですので、間違いには注意してください。あくまでも上級者レベルの方にのみお勧めします。

いずれも「UMPCハンドブック」に載っています。これ以外にもいろいろ載っていますのでお勧めです。

ご存知の方も多いと思いますが、こちらの書籍の作者のブログx-gadgetもためになる情報満載です。昨日EeePC S101を買われたそうで、そのレポートなどが出ていますね。

« ウサビッチ | トップページ | メモリスティック »

Eee PC 1000H-X」カテゴリの記事

コメント

arkoujiさん こんにちは。

保存版の情報をありがとうございます。ネットブックを購入したら、さっそく実施し
たいと思います。

質問ばかりで申し訳ないのですが、
http://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=8681603/ に「Fn+F3でタッチパッドの
ON-OFFができた」という情報があるのですが、1000H-Xも同じですか?

こんにちは、mura74さん。
1000H-XではFn+F3を押してもタッチパッドは利きっぱなしです。
リンク先にもありますが、BIOSやドライバ類を最新にするともしかしたら・・・ということかもしれません。時間を見つけて探してみます。

こんばんは。
こりゃまた有益な情報をありがとうございます。
なんかとっても得した気分です。
私はあまりWindowsを使わないけど暇を見て導入したいと思います。

こんにちは、アンビンバンコさん。
この情報はUMPCハンドブックより引用なので、お礼はx-gadgetのすまささんにお願いします。つまりハンドブック購入していただくということで(笑)
いや本当にこのUMPCハンドブックは役に立ちます。価格以上に得るものは大きいですよ。

シリコンパワー製32GB SSD購入のコメントに有る
<確かにXPではSSDを想定してませんから、寿命対策などがいろいろしんどいですね。
其れを考えると2008年11月時点で最新で有ったWindows VistaでもSSDを想定を想定して居ませんでした.
なので,寿命対策の解決をするので有れば,翌年のSSDを想定して居るWindows7が出た時点で,Windows7アップグレード版を購入をしてインストールすべきでした.
あともう一つの
<30GB SSDから32GB SSDへ換装。容量は2GBアップ!

<一人の自作ユーザーにとっては小さな2GBだが、どこかの私の会社にとっては偉大な2GBだ
32GB SSDを30GiB SSDと混同して30GB SSDに成ってしまったのでは無いかと思いますが,おいらがコメントした時に其れを見逃して居ました.なので容量は殆ど変わりません.

其の寿命対策をおいらが使用して居るNEC VersaPro J タイプVT VK24V/TA-J(PC-VK24VTAMJ)のストレージで有るeMMCでもやって見ました.
此れは内蔵ストレージがeMMCしか無いCeleronやPentiumのWindows10/11タブレットPCでも応用出来ます.

アンビンバンコさんもeeePCにWindows7/8をPreview版をインストールした記事は有るものの,製品版を購入してインストールした記事はおいらが見た所,確認出来ませんでした.EeePCからiPhoneへの最新記事が2017年12月24日の
Appleタイマーなのかな?
で其れ以降更新が止まって居るし,Windowsのヴァージョンを促進するにもコメントの受付が出来無く成って居て連絡が取れ無い状態に成って居ます.

x-gadget(http://x-gadget.org/)を見てもテスト記事しか無く,すまささんの他のブログで有る平日サラリーマン休日トラベラー(http://traveler.nagoya/)も2019年12月5日のクレジットカードとデビットカード、海外ATM利用でのレート差はどれくらい?が最新記事で其れ以降更新が止まって居ます.
x-gadgetの記事を見ようと成るとウェイバックマシンを使って
https://web.archive.org/web/20100211140947/http://project-r.org/cgi-bin/diarypro/diary.cgi

https://web.archive.org/web/20120301195530/http://x-gadget.org/
から見る以外に方法が有りません.

UMPCハンドブックの存在を知ったのはEeePCの軌跡の幾つかの記事に有ったので,おいらも欲しく成ったので
複数の書店で探して見ました.
紀伊国屋書店:新宿本店
大盛堂書店:駅前店(渋谷センター街)
不二屋書店(自由が丘)
有隣堂:STORY STORY UENO,アトレ川崎店
TSUTAYA:TSUTAYA BOOKSTORE 渋谷スクランブルスクエア,SHIBUYA TSUTAYA
丸善:新宿京王店,ラゾーナ川崎店
三省堂書店:アトレ秋葉原1,アトレ上野店,東京ソラマチ店
啓文堂書店:渋谷店
ブックファースト:新宿店,ルミネ新宿店
上記の店舗では在庫は有りませんでした.
ブックオフで中古を探して見ましたが川崎モアーズ店と秋葉原駅前店では在庫は有りませんでした.
15年前の書籍なので,探すのは容易では無いと思います.

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: EeePC 1000H-XのSSD寿命対策:

« ウサビッチ | トップページ | メモリスティック »

無料ブログはココログ

スポンサード リンク

ブログ村