熱気バサラはジョン・レノンの文脈を受け継いでることが俺の中で確定した。
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マクロス7はそれまでのマクロスと異色の作品だったわけだが、それはまさにこの一点に尽きるのだということが完全に線で繋がった。
「戦争の武器としての音楽」ではなく、「音楽の敵としての戦争」を描いていたのがマクロス7。
なるほど。
なるほど。
エウレーカした。
俺はこれまで熱気バサラの精神を「物語の中の強烈な味付けのキャラクター」として捉えていた。
そうじゃない。
ジョン・レノンが見た夢を受け継いでる音楽家たちがマクロス7の時代にまだ生き残っていて、それと同じミームから生まれたキャラクターが熱気バサラだったのか。
メガネの形を見ればレノンがコンセプトにあるのは明らかなんだが、それが冗談なのか本気なのか俺には分からなかった。
それを本気でやってる人間が熱気バサラとして歌っていたなら、間違いなく本気だったということだな。
今までの半信半疑が無意味なまやかしだったとしか思えなくなる。
俺は何を迷っていたんだろうな。
答えは明白だったという気しか今はしない。