封建社会においては資産を守るのがすごく難しかった。と言うか、相続可能な資産の形が非常に限られてたんで、生産設備たる農耕地を家で継承するくらいしかなくて、そのためには継承主体の家を存続する必要があり、そのためには結婚して世継ぎを作る必要があった。結婚大事。結婚しないなんて考えられない。という社会だった。
近代になって財産がお金の形に集約できて、銀行とか投資とか、比較的信用できる管理方法が定着した結果、そういった制約が緩和されていった。そこで不自由を解決して、「結婚しないでも良い社会」を作ることが可能になった。
すごくざっくり言えば、これは、進歩の問題であって、多かれ少なかれ先進国ではすべてこの種の少子化が見て取れる。