サムタックが初のCFOとジェネラル・カウンシルを起用

1億25百万ドルの資金調達でホヤホヤのサムタックは、家庭サーヴィス・マーケットプレースを運営し、施工業者、技能教師、プロバイダーといった職能者と消費者の仲介者を営む。同社は今回、2名の幹部人事を実施した。
シリコン・ヴァレイの財務に精通したセルヴァース・トーレンがCFOとなり、ミット・ロムニーの下でジェネラル・カウンシルを務めたケーティ・バイバーが同社のインハウス・カウンシルに任命された。
トーレンは自身のキャリアにおいて2度財務責任者を歴任している。2005年から2010年にはイーベイ、その後アップワーク(社名変更まではエランシオデスク)である。彼は歴任中イーベイのオランダおよび英国支社を渡り歩き、その後イーベイ北アメリカ担当CFOとなった。彼の起用はサムタックがIPOを視野に入れていることの現れとみられるが、CEOマーコ・ザッパコスタはこれを否定している。
「わたしたちはいつか、IPOという道を選ぶかもしれませんが、いまこの瞬間に進んでそうしようと考えていることではありません」
今回2人目の起用となる倍バーはミット・ロムニーが2012年の大統領選挙に出馬した際、法務闘争を先導した経験がある。その後エアbnbに2013年、シニア・カウンシルとして加入した。
今月、マリクレール誌が合衆国でもっとも影響力のある50人の女性に彼女を選んだ。これは彼女が政治的な強い背景をもつこと、テクノロジ産業におけるノウハウをもつことが理由となっている。
バイバーは「DCからSFへ」という転身のトレンドを受け継ぐかたちとなり、たとえばオバマ大統領の選挙戦でマネージャを務めたデヴィッド・プラフは現在ユーバの顧問となっており、ホワイトハウスの広報を務めたジェイ・カーニーはアマゾンの広報を率いている。バイバーは今後、サムタックの法務問題、とくに安全性を担当する予定となっている。
今回の人事はサムタックにとって、重要な成長段階の時期に重なる。先日同社は10億ドルの企業評価額を超えたばかりで、スコットランドの投資管理会社であるベイリー・ギフォードを主幹事とする資金調達を行った。そのため投資家に対し、同社は実力を示す必要がある。
全米50州における同社サイトでは20万人の職能者が登録されている。国際展開を図るのではなく、同社は主力プロダクトの改善を重点的に進める計画で、職能者向けのスケジュール管理、請求書作成代行といったサーヴィスの追加を実施する。続きを読む
(From the Re/code blog post. Thanks to Carmel DeAmicis.)