ストライプがグーグルのオペレーション担当幹部のクレア・ジョンソンを起用

ストライプはグーグル幹部を長年務めたクレア・ジョンソンをビジネス・オペレーション統括に起用した。これにより決済ソフトウェア・スタートアップである同社は経営陣への他社幹部引き入れを初めて行うことになる。
ジョンソンは、2004年グーグルに加入し、直近では同社のグーグルX部門で自動運転に取り組む部署のプロダクト、ビジネスおよびオペレーションを担当していた。だが彼女がグーグルで担当してきたのは、Gメールの開設のほか、グーグル・アップス、その他コンシューマ向けオペレーション・ユニットなど多岐に亘り、また彼女はモバイルおよびヴィデオ広告での営業経験も豊富だ。興味深いことに、彼女はキャリアの初期にマサチューセッツ州の政治に寄与している。
ストライプへの移籍によってジョンソンは(現在移籍準備のため休暇中だが)今後はこれまでのテクノロジの巨人であるグーグルよりずっと小規模な職場へと移る。サン・フランシスコを本拠とする同社は175人の従業員のうち、半数がエンジニアで占められている。だがセコイア・キャピタルなどから1億2000万ドルを資金調達したばかりの同社は、17億5千万ドルの評価額とされる。
現在同社は赤字であるものの、昨年決済取扱高は8倍増加していることをCEOパトリック・コリソンは公表し、提携先も順調に伸びていると述べている。たとえば最近の例ではツイッターやアップルをはじめ、各社との契約締結によりモバイル機器向け決済ソフトウェアを提供している。
ジョンソンはこれまでスタートアップ各社から引き抜きの声が多数掛かっていたグーグル幹部のひとりだが、結局ストライプの社内運営を引き受け、急速に発展するスタートアップが次の成長段階へ進むのに必要なシステムの構築に貢献する。(続きを読む)
(From the Re/code blog post. Thanks to Kara Swisher.)