2014/12/03 - 2014/12/04
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miharashiさん
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2014年の10月末から四度目の世界一周旅行に出発しました。この旅の主たる目的地の一つパイネ国立公園は、2008年の世界一周旅行で訪れ、最も印象に残ったところでしたが、旅行の途中でカメラがこわれ、一番いいところではビデオの静止画での撮影を強いられました。もう一度素晴らしい風景に出会いたい、そしてちゃんとした写真を撮りたいと思い、再び訪れました。これまでの速報ではその良さが伝えられないと考え、本番の旅行記として作成しました。パイネ国立公園では2011年の12月に大規模な火災があり、それから3年が経過していますが、未だに生々しい火事の爪痕が残っていました。それでも素晴らしさは変わりませんでした。 (表紙写真は、ペオエ湖に映る逆さパイネの角)
<今回のパイネ訪問の日程>
11月30日 バルマセダ空港ー>プンタアレナス空港(Sky Airline)
プンタアレナス空港―(バス)ー>プエルトナタレス(泊)
12月1日 プエルトナタレス市内でレンタカー借り出し。
プエルトナタレスー>アマルガ湖ー>アズール湖ー>ペオエ湖
(ホステリア・ペオエ泊)
12月2日 コンドル山トレッキング。
ペオエ湖ー>サルトグランデー>ラストーレス
(レフジオ・ラストーレス泊)
12月3日 ラストーレスー>ペオエ湖ー>サルトグランデ(トレッキング) (ホステリア・ペオエ泊)
12月4日 ペオエ湖ー>プエルトナタレス。レンタカー返却
(プエルトナタレス泊)
12月5日 プエルトナタレスー(バス)ー>プデートー(カタマラン)
ー>ロッジパイネグランデ (ロッジパイネグランデ泊)
12月6日 終日フランスの谷トレッキング (ロッジパイネグランデ泊)
12月7日 ロッジパイネグランデー(カタマラン)ー>プデート
ー(バス)ー>プエルトナタレス (プエルトナタレス泊)
12月8日 プエルトナタレスー(バス)ー>カラファテ(泊)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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イチオシ
パイネ三日目は、再びペオエ湖に戻り、2008年に続いて二度目のサルトグランデトレッキング。2008年は最高の天気に恵まれたが、デジカメが壊れるというハプニングに見舞われ、せっかくの絶景を目の前にしながらまともな写真がとれないという苦い思いを味わった。今回はいわばそのリベンジ。その思いが通じたのか、またもや絶好の天気に恵まれ、思い通りの写真がいっぱい撮れ、大満足のトレッキングだった。(写真は、火事の跡が生々しいトレイル)
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12月3日、朝焼けのパイネの塔を見ようと5時に起床してみたものの、外は雨で山にはもやがたちこめていた。山に登ることを考えて朝食なしで予約したので、車で持参した食糧を食べ、ベッドにもどり、一眠り。8時過ぎに再び起きたが、天気は一向に回復しないので、塔へのトレッキングは中止。ホステリア・ペオエのロビーでのんびりすごそうとレフジオラストーレスを8時半ごろ出て、再びペオエ湖目指して悪路を走る。天気が悪いので山の景色は見えないが、その代り山肌を覆うコケのような植物の美しさが目に入った。晴れていると遠景ばかりに気を取られて、意外と気がつかないものだ。
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池の周囲は赤茶色のススキを小さくしたような植物で覆われていた。この植物もいたるところで見ることができ、丁度良いアクセントとなって周囲の景観を盛り上げていた。
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前日も走った峠越えの砂利道を逆方向に走る。この時間パイネの角などの山はほとんど見えなかった。
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ペオエ湖が近づいてきた。ここら辺が洗濯板状態がひどく、おまけに石ころだらけで、一番の悪路だった。
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サルトグランデを対岸に見渡すところで小休止。滝を望遠で撮影。今日は天気は悪いが風はなく、昨日よりずっと穏やかだ。
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紫色の花が満開なので、滝とツーショットで撮影。
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同じ花と火事で焼けた木々のツーショット。アート的にはこれもまた絵になる風景だ。
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お昼前には今日の宿のホステリア・ペオエに着いてしまった。当然チェックインはできないので、ロビーを使わせてもらい、ネットで時間つぶし。チェックインするころには、天気が回復して、昨日よりもさらにクリアになってきたので、昨日強風でトレッキングどころではなかったサルトグランデにもう一度行くことにした。ペオエ湖畔では同じ風景を何度も撮影しているので、今度はレンタカーを入れて撮影。車は2008年と同じトヨタの小型車だったが、今回の方が少しくたびれた感じの車だった。
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昨日登ったコンドル山への登り口まで行き、再度撮影タイム。山は昨日よりずっとクリアで、風も穏やかだ。昨日の苦労はなんだったのか?
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拡大して。
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フランス谷の方角をさらに拡大。
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手前に花を入れて。
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サルトグランデに向かう途中、道路から撮影。昨日の写真と同じアングルだが、特にパイネグランデは昨日よりずっと良く見えている。
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同上。何度も同じ写真ですみません。
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サルトグランデに到着。車から降りて、滝まで歩いていくと、昨日よりはましだが、それでもかなりの強風が吹いていた。管理事務所でもらった地図にも、ここは公園の中でも特に風の強い場所として記されていた。
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滝は後回しにして、早速トレッキング開始。前方にパイネの角を見ながらのほとんど平坦な道だ。
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パイネの角をバックに記念撮影。
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2011年12月の火事はすごかったようで、木々は完全に焼け焦げて残骸をさらしていた。ひんしゅくをかうかもしれないが、かえって見通しが良くなり、木々の残骸が面白いオブジェとなっていて、景観的にはこれもありと思えるような風景だ。
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こちらは前方に大きくそびえる公園の最高峰・パイネグランデ。
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前方に別な湖が見えてきた。ペオエ湖の奥にあるノルデンホールド湖の一部だ。
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背後には、パイネグランデとパイネの角のパノラマ(画像をクリックしてください)。
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トレイルの左側(西側)の風景。ノルデンホールド湖のエメラルドグリーンが鮮やか。
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木々の残骸と山を一緒に。
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ノルデンホールド湖とパイネグランデのパノラマ(画像をクリックしてください)。
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湖のほとりで、パイネの角をバックに記念撮影。
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もうすぐトレイルの終点だ。パイネの角がとにかく大きい。
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終点近くで、パイネの角とノルデンホールド湖をバックに記念撮影。
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トレイルの終点に着いた。ここまでゆっくり歩いて約1時間。パイネのトレッキングとしてはもっとも楽なコースだ。目の前にノルデンホールド湖が横たわり、その対岸にパイネグランデが大きく立ちはだかっている。
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パイネグランデの右隣りには、フランス谷の奥の山が見える。
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トレイルの終点から見えるパイネグランデとパイネの角のパノラマ(画像をクリックしてください)。
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再びパイネの角とノルデンホールド湖をバックに記念撮影。パイネの角の形は、ペオエ湖から見るよりややバランスが悪いが、手が届きそうなところにあり、その近さと大きさには圧倒される。
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終点から引き返す。パイネの角がまるで覆いかぶさるように迫っていた。
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木々の残骸をオブジェに。
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こちらは背後にパイネグランデ。
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再び木々の残骸のオブジェとツーショット。
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同じ場所でのパノラマ撮影(画像をクリックしてください)。
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引き返す途中で出会った小さな変わった色の鳥。
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残骸と花を入れたスリーショット?
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またまた残骸のオブジェとのツーショット。いい加減にしろと言われそうなので、これで打ち止め。
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トレイルの始点近くに戻ってきた。前回2008年に訪れたときも、絶好のトレッキング日和だったが、同じ場所で2回も好天に恵まれるとは、本当にラッキーとしか言いようがない。
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サルトグランデに流れ込む川と背後のパイネグランデ。相変わらず風は強いものの、今日は立っていられるので、ゆっくり撮影できた。
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サルトグランデを上流から撮影。
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昨日と同じアングルで横から撮影。今日は虹は出なかった。
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同上。水量がすごい。
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滝の下流とペオエ湖。
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滝とパイネグランデを同じシーンに収めようとしたが、これが限界。
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同じアングルで拡大。
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滝を後にして駐車場に戻る途中のパイネの角。これで6年ぶりのサルトグランデトレッキングは終了。
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ホステリア・ペオエに戻っても、天気は良いままだった。明日も期待できるかも?
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12月4日、早朝は朝日が雲に隠されてしまい、おととい見たようなきれいな朝焼けは出なかったが、しばらくすると太陽が雲から顔をだし、山々を照らし始めた。早速裏山に上り、撮影開始。
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山々の上の雲の形が放射状で印象的だ。
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ホテルにわたる橋の上からも撮影。
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昨日まで雲が完全にはとれなかったパイネグランデが、今日はすごくクリアに見えている。こんなに頂上がクリアに見えたのは初めてだ。
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パイネグランデの頂上を拡大。公園の最高峰で、唯一3000mを超える(3050m)。
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パイネの角とその右隣のアルミランテも四日間ではもっともクリアに見える。
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フランス谷の拡大。
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湖面に完全に日があたるようになった。昨日は風があり湖面が波立っていたが、今日はまだ風がほとんどなく、非常に穏やかな湖面だ。
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今日はプエルトナタレスに戻る日だ。ホテルをチェックアウトして出ようとしたとき、湖面に山々の姿が写っているのを発見。急いでカメラに収める。
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イチオシ
まさに逆さパイネの角!
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橋をわたったところからのパノラマ写真(画像をクリックしてください)。こんな風のない穏やかな日は、たぶん数えるほどしかないのだろう。文字通りの予期せぬ絶景に遭遇することができ、本当についている。
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ホテルの駐車場から出る間際にも、名残を惜しんで撮影。
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コンドル山への登り口まで行き、三度目の撮影。湖面に映る山々の姿がまだ残っていた。
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ホステリア・ペオエとパイネグランデ。
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ペオエ湖の最後のパノラマ撮影(画像をクリックしてください)。
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ペオエ湖とともに最後の記念撮影。
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おととい登ったコンドル山。今日登れば強風にさらされることもなかったかも。
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ペオエ湖の対岸遠くに見えた白い山々。これだけクリアに見えたのは今日がはじめてだった。
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ペオエ湖を後にして、ラストーレス方面に峠道を走る。この道を何回走ったことか(実際は2008年も今回もそれぞれ4回づつ走った)。前方にはパイネの角。ペオエ湖から見る形とはかなり違ってきた。
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道端に立っての記念撮影。通行の邪魔になるのであまりやるべきではないが、車の来ない時を見計らって実行。
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クルマの中からアルミランテを撮影。形はあまりぱっとしないが、近づくと存在感が大きい山だ。
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2008年も含めると8回も通ったミラドール。これが最後の記念撮影。今回では今日が一番クリアだった。
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峠から西方遠くに見えた山。真っ白でとにかく印象的だ。
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これも同じ方向に見えた山のひとつ。2008年の時もこの山が見えたことを覚えている。その時はもっと真っ白だった。
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公園管理事務所を過ぎてアマルガ湖に到着。水辺にグアナコがたくさんいたので、撮影のため小休止。アマルガ湖も非常に穏やかな湖面で、このときもすでにパイネの塔の姿が湖面に少し映っていた。
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展望台近くで撮影していると、湖面に映る山の姿が突然はっきりした姿になった。
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展望台から見えた逆さパイネの塔!
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少し引いて花を入れて撮影。今日一日で逆さパイネの角と逆さパイネの塔の両方が見られるとは。朝焼けのパイネの塔を見れなかった代わりの予期せぬ絶景のプレゼントだった。この後、逆さパイネの塔は10分ほどであっけなく消えてしまった。
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公園を出てプエルトナタレスに戻る途中でダチョウに遭遇。威嚇なのか羽を広げた姿を始めてみた。
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今日のプエルトナタレスの宿(Pire Mapu Cottage)。こじんまりしたB&Bで、部屋の内装がとても洒落ていた。宿のオーナーはイギリス人で、部屋の中で紅茶が飲める用意がしてあった。場所が町の中心からやや遠いのが難点だが、逆に新しいバスターミナルのすぐ近くなので、明日再びパイネにバスで行くことを考えて予約した宿だった。
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B&Bにチェックインした後、レンタカーを市内で無事返却。夕食を食べに町中を歩いて行く途中、教会があった。
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今日はネットで調べたピザレストランで夕食。パイネにはいってから初めての外食だった。店内は多くの客で賑わっていて、ピザも本格的でおいしかった。
これで2008年に続いてレンタカーによる二度目のパイネ周遊が終了。公園内の道路状況は2008年と変わらず悪路の連続で、ペオエ湖の周辺はかえって悪くなっている感があった。スピードを極力抑えて走行したので、パンクなどのトラブルは前回に続いて発生しなかった。ガソリンに関しては、公園内および公園手前の町(セロカステロ)には、一般の人が使えるガソリンスタンドは全くなく、ガソリンの補給が事実上できないのが実態だ。実際には、2008年にはラストーレスのホテルで補給できたが、今回はレフジオラストーレスに問い合わせても補給に関しては確認できなかった。それでも公園内を行きかう車は2008年よりは増えている気がする。何はともあれ、無事に終了できて何よりだった。明日からは、バスで再び公園内にはいり、初めての本格的なパイネのトレッキングに挑戦する予定だ。(その4に続く)
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