リカンベントのデザインに向けた画像解析

ドナーバイク。

ドナーバイク

ブリジストン製の24インチ内装3段変速の児童車。ほぼママチャリと変わらない仕様だが、想定される乗り手の体格に合わせてクランクアーム長が短く設定されており155mm。

下に移っている白い線はメジャー。何も在りし日の姿を留めておく為にこの写真を撮影したわけではなく、寸法検討を行うためである。（ちなみに提供者である我が娘に「お父さんが工作の材料にするためにお前の自転車を切り刻むけど、いい？」と聞いたら、何のためらいもなく即答で「いいよ」とあっけらかんとした返事だった。）

ホイールベースは実測で1050mm。これから作るリカンベントのレイアウト検討の為に、後ろ三角とフロントフォークの形状が把握したいので、ホイールベースを基準値に画像解析で後ろ三角とフロントフォークの形状を求める。画像解析というと大袈裟だが、対象物をなるべく正面から撮影し、写真をエクセルに貼り付け、画像上にエクセルの描画オブジェクトで線を引き、画像上の寸法（エクセルが認識している描画オブジェクトのサイズ(cm単位)）と、実寸がわかっている箇所（この場合はホイールベース1050mm)の比率から、画像上の任意の箇所の実寸を推定する作業である。

もちろん、バラバラに分解した後、必要な箇所の寸法はちゃんと測定する。フレーム各所の径を測るためにノギスは必要。