(犬）ぺろりん設備の技術ノート　

え～さてさてゴキブリのお話を前回いたしましたが～

これまたぐうの音も出ないようなご愁傷様な出来事を

ご紹介します・・・








そう、話の始まりは日曜日の朝・・・

突然の電話



「あ、急で悪いけど今日今から応援してくれる？

現場はすぐ近くだから！」



なんでも、今日中に終わらせなければいけない仕事の内容なのに

予定していた一人がドタキャンらしい・・・

確かに現場はぺろりんの住んでいるマンションから

歩いて３分。すぐ目の前だ

幸い何の予定も無かったし１０年来の付き合いのある

お世話になってる方からの応援なので二つ返事で作業着に・・・



で、現場はとある銀行の改修工事

そりゃ～もうセキュリティというか監視というか

入場から退場まで必ずチェックが必要

嫌な現場に来たもんだと思いきやこれはまだ序の口


さてさて今日の作業はトイレ廻りの配管の改修

上の階のトイレの排水配管と給水配管を新しいものに

変えないといけないのだが・・・


その２階のトイレの下の階は一部書庫になっていて

平日は工事に入れないから休日にそこだけ切り替える

という段取り・・・

当然上のトイレは使用禁止

打ち合わせの後作業の段取り及び養生などを終わらせ

作業OKの合図の元パイプを切断！


排水は古い鋳鉄管なのだがうまいことスムーズに切断でき

いい感じ

その書庫と隣の部屋の１階のトイレの間仕切り壁（コンクリ）

のパイプの貫通部をピックではつらないといけないので

ぺろりんはそのはつり作業の方に移る

そして反対のトイレの方から壁をはつっていると隣の部屋から・・・








「うわっ～！△＃＆○■＄？＠＊～！！」









・・・？




なんだなんだと思い隣の書庫に行って見ると・・・













行って見ると・・・












・・・行くんじゃなかった・・・








そう、パイプを切断した大便器を上の階で誰か使用して

流したのである・・・

う、上の階は男子トイレってことは・・・？









そう、書庫はうん○だらけになっていた・・・





ぺろりんと作業していた彼は頭からモロにうん○が流れてきた

排水をかぶったのである・・・







養生はしていたもののそこは書庫

濡れたら大変なものばかり・・・

なのに壁はナニが飛び散った後が・・・

床は水と紙とナニと・・・



これがばれたら現場ストップだろうな～　

あわててウエスで拭くもののものがものだけに

まずはゴム手を買いに行く

戻ってくると締め切ってるのもあって

もうそれはすごい匂い・・・　




で、拭きあげた後、作業責任者と現場監督に

頭からナニを被った彼がすごい剣幕で言う

　　　　



「上の階の便所に使用禁止の張り紙したのかよ！」




で、作業責任者



「つ、使ったらいけないと打ち合わせでチャント言ったのに・・・」



で、彼切れる





「なんで、張り紙１つしとかないんだ～

この●×＆％＊▼□～！」





そりゃ怒るだろう、なんせ頭からモロに被ったんだから・・・

普通ならトイレの止水を止め溜まった水は先に流し

トイレは入れないようにガムテープで入り口を塞ぐだろう・・・




彼の性格からすると普通ならもう帰ると言ってこの場には

いないだろう・・・

今日中（18:00迄）に終わらせないといけないという使命感

からかもしくは自分からぺろりんを呼んだ手前

先に帰れないというトホホな人情からなのだろうか・・・



結局再度養生からやり変えなんとか時間ギリギリに終了

着替えもせずに作業を最後まで終わらせた使命感のある

彼といつもよりやや距離をとりながら心の中でこう叫ぶ






お疲れ・・・いや







「ご愁傷様でした・・・」

と・・・