野坂岳(914m) 2回目
昨日も天気が良かったが、今日は昨日以上に好天の予報。
眺望の良い山に登りたいので、敦賀三山の1座、野坂岳(914m)へ。
前回、昨年GWに初めて登って以来、10ヶ月ぶりだ。
明日は二十四節季の啓蟄。麓はすっかり春の訪れを感じるが、山上はまだ雪化粧。
ワカンなしでも大丈夫かな?
9:14 いこいの森駐車場(標高約190m)
先客の車は7台ほど。年300回以上登られている穂高さんは今頃、既に山頂なのかも。
9:20 野坂岳登山口
前回は2時間4分だったが、今日の目標CTは標準CT(無雪期)の2時間30分。
おっと、ドーピング剤を忘れずに飲んでおこう。
杉林付近には全く雪はなし。
今年のスギ花粉の飛散量は、昨年の1.7倍の予想らしい。私の場合、山では何ともないのだが。。。
杉林を抜けると、路面に雪が出てきた。
前回、見事な咲き誇りを見せてくれたヤマザクラはまだ蕾もない。
この辺りになると、雪面が凍結しているので滑り易くなってきた。
9:51 トチノキ地蔵(標高約362m)
ここまで31分。雪面にもかかわらず、前回とほぼ同ペース。ドーピング剤のおかげかな?(笑)
先行者の方がアイゼンを装着していたので、私も装着することに。
ここからは斜面にとりつきながら登って行く。
放射冷却現象のせいか、雪面は締まっていてほとんどガボらない。
10:02 夏道・冬道分岐1
左へ行くと冬道のようだが、かなりの急登らしい。夏道にもトレースがあったのでこちらへ進む。
ただ夏道の一部はトレース幅が狭く、足を滑らすと滑落しそうな箇所も。
一応ステップが切ってあるので、アイゼンなしでもなんとか通過できそうだが、
下りはまだ止めておいた方がいいかも。
慎重に夏道を進んでいると、右足が何かおかしい。 うん??
うそ~ アイゼンの前半分が外れている!
すぐ確認したいところだが、道幅が狭い急斜面で腰を降ろせそうな場所もないので、少し先のやや広くなった箇所へ。
アイゼンを外して確認すると、前後をつなぐプレートを固定するビスがない。
どうやら緩んで外れてしまったようだ。なにか応急処置できるものはないかとザックを物色。安全ピンがあったのでこれで固定してみるが、グラグラしすぐに外れそう。あ~でもない、こうでもないと色々試みるが、どれも上手くいかない。結局、右はザックにしまい、左だけで登ることにする。
10:29 テレビ塔コース合流点(標高550m)
トラブルもあり、前回より20分も遅れてしまった。
前回とはチョッと様子が違うが、トレースに従い登っていく。
どうやら冬道のようだ。
10:37 夏道・冬道分岐2
右は前回通った夏道だがトレースがないので、左の冬道へ。
夏道は尾根を巻きながら登っていくが、冬道は直登の急登。
ひーひー キツい。。。 穂高さん、よくこんな急登を毎日登られますね。
10:49 夏道・冬道分岐3
夏道にトレースがあったので、今度は右へ。もう急登は勘弁して(笑)
行者岩の先には、敦賀三山の1つ、西方ヶ岳(764m)
10:58 一の岳(標高約690m)
ここで小休止。下山者が1組休憩されていた。前回あったベンチや金ピカのお地蔵さんは雪に埋もれていた。
眼下には敦賀市街が広がる。
残雪を抱いた越美国境の山々や
敦賀三山の岩籠山(765m)の背後には、百名山の伊吹山(1377m)も望めた。
ここからは稜線歩きとなり、二の岳、三の岳、山頂と続く(11:07)
この辺りは日当りが良いせいか、雪面がやや緩んでいる。
鞍部には小さな雪庇ができた場所もあった。
11:36 二の岳(標高約822m)
ここはスルー。
丸裸のブナ林の中をよたよた登っていく。
根開きもかなり大きくなっており、今年は本当に雪が少ないようだ。
この辺りからドーピングの効果が切れてきて、バテバテ。立ち止まりが増える。
11:54 三の岳(標高877m)
たまらずここでも立ったまま小休止。
低山とは思えぬ風景に癒されながら、もうひとふんばり。
避難小屋もだいぶ近くに見えるようになってきた。
12:05 野坂岳避難小屋(標高約906m)
今日は小屋は後回し。
12:06 野坂岳山頂(標高914m)
タイムは2時間46分。ハプニングもあって目標の2時間30分は切れなかった。悔しい~
先客は1名。トチノキ地蔵でお会いした男性が休憩されていた。
お決まりの三角点タッチをしようとするが、あれ??
雪に埋まって見えなかった(笑)
前回同様、今日の山頂からも360度の大パノラマが広がる。
おや? あれはもしかして・・・
白山連峰が白く浮かび上がっている。
白山が望めて、疲れも吹き飛んでしまいそう。
北側には西方ヶ岳(764m)と日本海。
南側には三国山(876m)と琵琶湖。
伊吹山も先ほどよりくっきりと望めた。
先行者の方も、この絶景をしっかりと眼に焼き付けておられた。
それにしてもこの方の後姿、キマっているな~
当初、避難小屋で山めしにする予定だったが、風もほとんどなく日差しがポカポカ温かいので、山頂で食べることにする。
(さぁ、作るぞ~ うん? しまった!)
またメスティンを入れてくるのを忘れた(笑)
コッヘルでの炊飯となる。
でも今回も上手に炊けたでしょう?
今日の山めしは、カレーライスポテトサラダ添え。
到着時は霞んで見えなかった青葉山(693m)も、おぼろげながら見えてきた。
ガスっているのは、やっぱり某国のアレのせい? 本当に迷惑だ!
少し風が出てきたので、そろそろ降りることにしよう(13:22)
その前に小屋の野坂大権現に参拝。下りも無事降りれますように。
登り同様、アイゼンは左足だけなので、慎重に下っていく。
今日は本当に天気が良くて、気持ちイイ~!
13:29 三の岳(標高約877m)
13:37 二の岳(標高約822m)
気温が上がって一段と緩んできたせいか、表面の雪がシャーベット状に。
このためアイゼンが効きづらく、ずるっと滑りヒヤッとすることもしばしば。
また踝までガボる箇所も増えてきた。
もっともこれは私の体重のせいも多々あるだろうが(笑)
13:56 一の岳(標高約690m)
冬道に行こうか迷ったが、登りと同じ夏道へ。
ここも斜面をトラバースしていくので、滑落に注意。
夏道・冬道分岐3で登り同様、冬道へ。
この時期でも小枝がうっとおしいので、無雪期は藪漕ぎが大変なのかも。
14:14 テレビ塔コース分岐点(標高約550m)
登りは夏道だったが、片足アイゼンであの箇所を下るのは不安だったので、冬道へ。
降りる直前に登ってこられた男女がもう追いついてきて、すかさず道を譲る。
速いな~ って俺が遅いのか(笑)
評判通りなかなかの急坂で、右足を滑らせない様、自然と左足に力が入るので、
左足のふくらはぎが悲鳴を上げてきた。
テレビアンテナ(中継局)のところで、道が二手になる。
まっすぐ? 左?
ちょうど後続の男性が追いついてきたので道を譲り、行き先を見極める。
男性は左に降りていかれたので、私も後を付いていく。でもあっという間に引き離されたが(笑)
夏道・冬道分岐1で夏道に合流。
帰宅後調べたところ、さっきのところをまっすぐ行っても登山口に戻れるようだが、かなりの急勾配らしい。
14:30 トチノキ地蔵(標高約362m)
登山口までもう少しだが、アイゼンを外すのを兼ねて小休止。
左足への疲労がたまったせいか、足取りが重い。
15:02 野坂岳登山口(標高約190m)
下りは1時間40分。駐車場には私の車だけだった。
アイゼンのビスが外れたり、メスティンを忘れたり、今回もトラブルの多いハイクだったが、山頂からの絶景が望めて大満足。ホームセンターで同様のビスを購入して、帰宅する。
教訓:ハイク前に道具の点検・確認は忘れずに!
野坂岳(914m)
標高差734m
登り 2時間46分、下り 1時間40分、TOTAL 5時間45分
今年1回目・通算2回目
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