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TOO MUCH LUGGAGE

好きな音楽やヲツヴァカ話、欧州で見かけた妙なものについて呟きます。

Meet the Flower Kings!!!

Roineここには今まであまり書いていなかったけれど、私が今一番応援しているバンドはThe Flower Kings(以下TFKと略)です。彼らの事を知ったのは、たぶん'99年の半ば。同僚のドイツ人K君が実はプログレ好きとわかり、お互いのお薦めCDの貸し借りをした中に、彼らの「Stardust We Are」があったのでした。この時は「お、けっこういいじゃん」と思ったのですが、ハマるところまではいきませんでした。

今から考えると、この頃既に次作の「Flower Power」はリリースになっていて、私がTFKを知ってから最初に出た新作は2000年の「Space Revolver」でした。リリース後すぐ買って聴いてみましたが、うーん、イマイチ入り込めない…。それでも何か感じるところがあったのか、すぐにラックにしまってしまうのではなく、そのへんに転がしておき、何度か聴いては、また転がしておきました(^_^;)。

そして12月。聴き始めたら、どっぷりとハマってしまいました。この年の暮れは日本に帰省しなかったのですが、年末年始は家で当時抱えていたプロジェクトの追い込みをしながら、ひたすらこのCDを聴いていたという記憶しかありません(^_^;)。というか、このアルバムに叱咤されなかったら、きっとあの山を乗り越えられなかったでしょう。うん。

Tomas先生この時点で彼らのこの年の欧州ツアーは終わっていて、次にライヴがあったのは、翌2001年のWhitchurch Festival。しかし車を持たない私は、フェスティバルの宿泊および帰りの足が心配で、挫折。うーん、今から思えば、何てヘタレだったんだ!(笑)。そんなこんなで、ようやく彼らのライヴを観たのは次作「The Rainmaker」に伴うツアーでの、2001年10月のロンドン公演でした。大曲"Garden of Dreams"をフィーチュアしていたこの公演、もう何と表現していいかわからないのですが、大掛かりな仕掛けがある訳でもなく、照明もシンプルなのに、凄かったんですよ! すぐにでもまた観たくて、残りのツアー日程を見て「もう行ける日が無いよう」と肩を落とし、3週間もしないうちにあったTransAtlanticロンドン公演では、とびはねるNeal Morseを眺めつつ、「ちがう、ちがうんだよぅ~~」と内心泣いていました。

2002年から1ツアー複数公演参戦は当たり前!なTFKのヲツに変身した私。それから観た彼らのライヴの本数は、実に20を越えています。そんなに観て、まだ観たいかと聞かれれば、もちろん観たい!と即答です。

彼らのライヴで何が魅力といえば、メンバーそれぞれの優れた演奏能力に裏打ちされた素晴らしいアンサンブルに加え、ライヴで演奏することにより、どの曲もさらに魅力を増すこと。例えば、個人的には"The Truth Will Set You Free"や"Love Supreme"などはアルバムではそんなに気に入っていなかったのですが、ライヴ・ヴァージョンは曲の魅力が激しく増幅されていて、すっかり魅了されてしまいました。さらに、息の合ったバンドならではのインプロの数々。ツアーによって大体のセットリストは決まっているものの、毎公演、新しい何かが楽しめるのです。

リズム隊

また、長期ツアーではほぼ例外無くお抱えサウンド・エンジニアを同行していて、ライヴの音響が安定している彼らですが、近年は照明やプロジェクター等のビジュアル面にも力を入れ始めています。

2005欧州

2003年には「Meet the Flower Kings」というDVDも出しているのですが、これはスタジオ・ライヴ。ライヴの良いバンドがDVDを出しても、その魅力を十分に伝えることは難しいですし、スタジオ・ライヴのDVDだと、なおさらです。彼らのライヴは、あんなもんじゃないんだ!

そして日本の方を見てみれば、'99年の初来日以来、来日公演を行なっていません。私は欧州に住んでいて、毎年観られるからべつにいいじゃんと言ってしまえばそうなのだけど、やっぱりあの素晴らしいライヴを日本の音楽ファンに体験してもらえないのは残念だし、悔しいです。

そんな思いを共有する友人達が、TFKの再来日をめざし、署名運動を始めたので、私も参加することにしました。TFKのライヴを日本で観たいという方、興味を持たれた方は、下記のバナーをクリックして、サイトを覗いてみて下さいね!

署名運動バナー青

バンドのオフィシャルサイトはこちら:
http://www.flowerkings.se/

  1. 2006/01/24(火) 06:40:39|
  2. ぷろぐれ|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:2
<<ライヴ・バトンその2 | ホーム | Sylvan>>

コメント

リンクありがとうございます。

Nealの下り、大受け。(笑)

CDで「う~ん?」と思った曲でも、ライブで聴くと「おお!」と感嘆してしまうことが何度もありました。最近のTFKは今ひとつ・・・と思っているファンにもライブを観て、体感して欲しいです。
  1. 2006/01/24(火) 15:12:39 |
  2. URL |
  3. もも #-
  4. [ 編集]

そうなのよ、そうなのよ。アルバムではイマイチでも、ライヴでは断然良かったりするのですよね。
「Adam & Eve」からの曲の化けっぷりは凄かったです。
あとは、ライヴ・ヴァージョンのHumanizzimoが好きなんですよねえ。これはDVDでも聴けるけども。
  1. 2006/01/24(火) 21:19:47 |
  2. URL |
  3. やよい #a2H6GHBU
  4. [ 編集]

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