ティー‐エヌ‐ティー【TNT】
読み方:てぃーえぬてぃー
《trinitrotoluene》トリニトロトルエンの略称。「—火薬」
【TNT】(てぃーえぬてぃー)
爆薬の一種。化学式C7H5N3O6、示性式C6H2CH3(NO2)3、分子量212。
現存する爆薬としてはもっとも代表的で、爆弾の衝撃力の基準としても利用される。
例えば、水素爆弾ツァーリ・ボンバの破壊力は50メガトン級。
これはつまり、TNT5000万トンの一斉起爆とほぼ等しい衝撃波が発生する事を意味する。
化学的安定性が高く、衝撃や摩擦に強い。
小銃弾程度の力学的衝撃、火にくべた程度の温度衝撃では起爆しない。
着火には信管が必須。また、水中でも起爆が可能。
TNT
分子式: | C7H5N3O6 |
その他の名称: | トリット、トロチル、トリリット、トリニトロトルエン、TNT、Tolit、Trilit、Trotyl、Trinitrotoluene、2,4,6-Trinitrotoluene、トリトール、Tritol、α-TNT、NCI-C-56155、Tolite、1-Methyl-2,4,6-trinitrobenzene、2-Methyl-1,3,5-trinitrobenzene、1,3,5-Trinitro-2-methylbenzene |
体系名: | 2-メチル-1,3,5-トリニトロベンゼン、1-メチル-2,4,6-トリニトロベンゼン、2,4,6-トリニトロトルエン、1,3,5-トリニトロ-2-メチルベンゼン |
TNT
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 13:56 UTC 版)
TNTとは2,4,6-トリニトロトルエンの略称である。衝撃や熱に対してきわめて鈍感、毒性が少ない、金属を腐食しない、など優れた特性を持つため、爆薬として広く用いられている。火薬の代表として、核爆弾の威力を表す単位「TNT換算」に使用されている。TNT火薬は前述のとおり衝撃や熱に対し鈍感であるため、導火線では爆発せず、爆発させる時はTNT本体に雷管を埋め込んで起爆させる。
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