エス‐アール‐ジー‐ビー【sRGB】
sRGB
sRGB
読み方:エスアールジービー
sRGBとは、IEC(国際電気標準会議)が定めたRGB色空間の規格のことである。
sRGBは、色空間に関する国際的な標準規格として、ディスプレイやプリンタをはじめとする多くの一般的な電子機器に採用されている。sRGBの規格に準拠した機器を入出力に使用することで、異なる機器間でも色の差異を抑えて、意図した色を再現しやすくなる。
RGB色空間の規格としては、sRGBの他にAdobeRGBと呼ばれる規格がある。AdobeRGBは特にDTPの分野で広く利用されてきた規格であるが、近年ではディスプレイやデジタルカメラなどでの対応も進みつつある。ちなみに、sRGBもAdobeRGBも1998年に策定された規格である。
参照リンク
A Standard Default Color Space for the Internet - sRGB - (W3C。英語)
sRGB
SRGB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/21 16:13 UTC 版)
sRGB(エスアールジービー、英: sRGB)は、モニター、プリンター、およびWorld Wide Webで使用されることを目的としてヒューレット・パッカードとマイクロソフトが1996年に共同で作成した標準のRGB色空間である。その後、国際電気標準会議 (IEC) によってIEC 61966-2-1:1999として標準化された国際標準規格となった。sRGBは現在ウェブ用に定義されている標準の色空間であり、カラープロファイルが埋め込まれていないような画像では、sRGBが想定される色空間である。
sRGBは、基本的に当時使用されていたコンピューターモニターディスプレイ仕様を体系化したものであり、これがsRGB の普及に大きく貢献した。sRGBは、HDTVのITU-R BT.709標準と同じ原色と白色点を採用し、当時のCRTディスプレイと互換性のある伝達関数 (ガンマ) と、一般的な家庭やオフィスの視聴環境を想定して設計されている。
sRGB 仕様
色域
色度 | R | G | B | 白色点 |
---|---|---|---|---|
x | 0.6400 | 0.3000 | 0.1500 | 0.3127 |
y | 0.3300 | 0.6000 | 0.0600 | 0.3290 |
Y | 0.2126 | 0.7152 | 0.0722 | 1.0000 |
sRGBは、赤、緑、青の原色の色度を定義する。これらの色度は、3つのチャネルのうち1つがゼロ以外で、他の2つがゼロである色である。sRGBで表現できる色度の色域は、これらの原色によって定義される色三角形で、三角形内の色の範囲が通常の3色型視覚を持つ人間の目に見える色の範囲に十分収まるように設定される。他のRGB色空間と同様に、R、G、Bの値が負でない場合、この三角形の外側の色を表現することはできない。
原色はHDTV(ITU-R BT.709)から来ており、古いカラーテレビシステム(ITU-R BT.601)の原色とは異なる。これらの値は、設計当時の消費者向けCRTの蛍光体のおおよその色を反映するように選択された。当時の液晶ディスプレイは一般的にCRTの特性を模倣するように設計されていたため、これらの値は他のディスプレイデバイスの一般的な慣行も反映していた。
変換
sRGBからCIE XYZへ
sRGBの値、
sRGB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 09:06 UTC 版)
国際電気標準会議 (IEC) が定めた国際標準規格。一般的なモニタ、プリンタ、デジタルカメラなどではこの規格に準拠しており、互いの機器をsRGBに則った色調整を行なう事で、入力時と出力時の色の差異を少なくする事が可能になる。
※この「sRGB」の解説は、「色空間」の解説の一部です。
「sRGB」を含む「色空間」の記事については、「色空間」の概要を参照ください。
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