エム‐ディー‐エル‐ピー【MDLP】
MDLP
MDLP
読み方:エムディーエルピー
MDLPとは、MDにおけるデータの圧縮率を高めることで、記録可能時間を2倍(160分)または4倍(320分)に拡張した記録方式のことである。MDLPはソニーにより開発された。
MDLPでは、MDで従来から利用されていた音声圧縮技術ATRACに対し約2倍の圧縮効率を持つATRAC3が採用されており、2倍モードでのビットレートは132kbps、4倍モードでのビットレートは66kbpsとなっている。また、MDLPにはLP2とLP4の二つのモードがあり、LP2では1枚のMDに標準モード(SP)の2倍長時間録音、LP4では1枚のMDに4倍長録音ができるようになっている。また、4倍モードではデータの圧縮効率を高めるため、左右の音源の音の重なる部分を共有することで圧縮率を高めるジョイントステレオが採用されている。
ミニディスク
MDLP
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 18:25 UTC 版)
「ミニディスク#MDLP」も参照 LP4で長時間録音したタイトルをディバイド(分割)する時は、MDLP非対応機種でディバイドした方が早い。LP4で録音したタイトルをMDLP非対応機種にかけると音は出ないが時間表示は半分で表示されディバイドなどは可能なため、非対応機種で30分ごとでディバイドしたのを対応機種にかけると1時間ごとにディバイドされている。早送りに必要な時間が半分になるのでMDLP対応機種でやるより短時間で済む。これはラジオ番組などをLP4で5時間録音したのを手早くディバイドする時に有効な手段である。ただし、音が流れないため分割ポイントの確認はできない。 なお、MDLP録音したタイトルをソニーの『MDS-W1』にてディスク間ムーブで他のMDに移動すると、モノラル録音の無音タイトルになる。
※この「MDLP」の解説は、「MDレコーダー」の解説の一部です。
「MDLP」を含む「MDレコーダー」の記事については、「MDレコーダー」の概要を参照ください。
- MDLPのページへのリンク