IgMとは? わかりやすく解説

アイジー‐エム【IgM】

読み方:あいじーえむ

immunoglobulin M》⇒免疫グロブリンM


免疫グロブリンM、ガンマMグロブリン(IgM)


免疫グロブリンM

(IgM から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/20 23:45 UTC 版)

免疫グロブリンM(めんえきグロブリンM、Immunoglobulin M、IgM)は、B細胞に存在する抗体のクラス(アイソタイプ)の一つである。赤血球ABO式血液型の由来となるA抗原、B抗原に対する主な抗体もこれに属するものである。またヒトの持つ中では最もサイズが大きな抗体でもある。抗体は無脊椎動物には見られず、軟骨魚類以降の脊椎動物で見つかっており、IgMのみがそのすべてで共通に見られる。


  1. ^ Erik J. Wiersma, Cathy Collins, Shafie Fazel, and Marc J. Shulman Structural and Functional Analysis of J Chain-Deficient IgM J. Immunol., Jun 1998; 160: 5979 - 5989.
  2. ^ Review of Medical Physiology by William Francis Ganong


「免疫グロブリンM」の続きの解説一覧

銀河間物質

(IgM から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/28 21:26 UTC 版)

銀河間物質 (ぎんがかんぶっしつ、: intergalactic medium, IGM) とは、銀河外の空間に分布する物質のことである[1][2]。宇宙に存在するバリオンの50%以上は銀河間物質という形で存在すると考えられている[3]


注釈

  1. ^ 宇宙の再電離は主として 以上のより高赤方偏移の宇宙で起こったと考えられているものの、ライマンα線の吸収断面積が大きいため、ガン-ピーターソン効果は IGM が完全電離状態となる まで継続する[6]

出典

  1. ^ 銀河間物質』 - 天文学辞典(日本天文学会
  2. ^ Mo, van den Bosch & White 2010, p. 34.
  3. ^ Mo, van den Bosch & White 2010, p. 689.
  4. ^ Mo, van den Bosch & White 2010, p. 719.
  5. ^ Meiksin 2009, p. 1456.
  6. ^ a b c d Mo, van den Bosch & White 2010, p. 86.
  7. ^ 宇宙論II 2019, p. 179.
  8. ^ McQuinn 2016, p. 316.
  9. ^ Cen, Renyue; Ostriker, Jeremiah P. (1999). “Where Are the Baryons?”. The Astrophysical Journal 514 (1): 1–6. doi:10.1086/306949. ISSN 0004-637X. 
  10. ^ McQuinn 2016, pp. 316-317.
  11. ^ Mo, van den Bosch & White 2010, pp. 703-704.
  12. ^ Intergalactic Medium”. 2021年5月27日閲覧。
  13. ^ ライマン系列』 - 天文学辞典(日本天文学会
  14. ^ a b Weinberg 2008, pp. 12-13.
  15. ^ 銀河間吸収』 - 天文学辞典(日本天文学会
  16. ^ a b c Weinberg 2008, p. 78.
  17. ^ Weinberg 2008, pp. 77-78.
  18. ^ Keel 2007, p. 139.
  19. ^ Mo, van den Bosch & White 2010, pp. 85-86.
  20. ^ Becker, Robert H.; Fan, Xiaohui; White, Richard L.; Strauss, Michael A.; Narayanan, Vijay K.; Lupton, Robert H.; Gunn, James E.; Annis, James et al. (2001). “Evidence for Reionization at z~6: Detection of a Gunn-Peterson Trough in a z=6.28 Quasar”. The Astronomical Journal 122 (6): 2850–2857. arXiv:astro-ph/0108097. Bibcode2001AJ....122.2850B. doi:10.1086/324231. ISSN 00046256. 
  21. ^ Mo, van den Bosch & White 2010, p. 314.
  22. ^ 小松英一郎『宇宙マイクロ波背景放射 (新天文学ライブラリー6巻)』東京大学出版会、2019年9月11日、354-357頁。ISBN 978-4535607453
  23. ^ a b Mo, van den Bosch & White 2010, pp. 314-315.
  24. ^ Fixsen, D. J.; Cheng, E. S.; Gales, J. M.; Mather, J. C.; Shafer, R. A.; Wright, E. L. (1996). “The Cosmic Microwave Background Spectrum from the FullCOBEFIRAS Data Set”. The Astrophysical Journal 473 (2): 576–587. Bibcode1996ApJ...473..576F. doi:10.1086/178173. ISSN 0004-637X. 
  25. ^ Mo, van den Bosch & White 2010, p. 315.
  26. ^ Weltman et al. 2020, p. 3.
  27. ^ Weltman et al. 2020, p. 2-3.
  28. ^ Weltman et al. 2020.
  29. ^ Field, George B. (1959). “An Attempt to Observe Neutral Hydrogen Between the Galaxies”. The Astrophysical Journal 129: 525. Bibcode1959ApJ...129..525F. doi:10.1086/146652. ISSN 0004-637X. 
  30. ^ Weinberg 2008, p. 77.
  31. ^ a b c Meiksin 2009, p. 1406.
  32. ^ Gunn, James E.; Peterson, Bruce A. (1965). “On the Density of Neutral Hydrogen in Intergalactic Space”. The Astrophysical Journal 142: 1633. Bibcode1965ApJ...142.1633G. doi:10.1086/148444. ISSN 0004-637X. 
  33. ^ a b Meiksin 2009, p. 1408.


「銀河間物質」の続きの解説一覧

IgM

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/15 02:00 UTC 版)

抗体」の記事における「IgM」の解説

免疫グロブリンM(IgM)はヒト免疫グロブリンの約10%占める、基本の4本鎖構造5つ結合した五量体の抗体である。分子量は970,000通常血中のみに存在し感染微生物に対して最初に産生され初期免疫司る免疫グロブリンである。分子量大きいので、マクログロブリンとも呼ばれるマクロは、「大きい」という意味である。

※この「IgM」の解説は、「抗体」の解説の一部です。
「IgM」を含む「抗体」の記事については、「抗体」の概要を参照ください。

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