ファクス‐モデム【fax modem】
読み方:ふぁくすもでむ
ファックス‐モデム【fax modem】
FAXモデム
FAXモデム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 00:29 UTC 版)
FAXモデムは、G3ファクシミリ (ITU-T T.30) の送受信機能を、ATコマンドを拡張して実装したものである。カラーG3 (ITU-T T.30E) などの拡張機能を利用する場合、Class1相当の機能のみを利用することとなる。機械的には、単体モデム・ソフトモデムともに存在する。 1990年代後半より、パーソナルコンピュータと電話網に接続されたファクシミリとの相互通信のために導入されていた。2000年代に入り、業務用のFAXサーバや複合機のFAXインターフェースモジュールとして製造されるものが主となっている。FAXモデムチップセットのシェアはコネクサント社(旧ロックウエル社)が大部分を占めている。EIA-578規格は一度は姿を消したものの、チップセットの価格を安価にする事ができる事、G3以外の規格(カラーG3やスーパーG3など)も使える為、再び2014年現在主流であるEIA-592規格を後退させている。 FAXモデム規格TIA EIA規格TR-29 Class特徴備考制定年EIA-578 1 HDLCフレーム生成のみ実装・他の機能はPC側で実現 1990 2 G3の送受信制御を実装・PC側は画像圧縮したデータとコマンドとを送りリザルトを受け取る ドラフト仕様 EIA-592 2.0 最終仕様に準拠
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