e進法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/02 16:04 UTC 版)
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e 進法とは、記数法の底に自然対数の底(ネイピア数)を使った記数法である。(実用的ではないが)ある仮定の下で最も経済的である、という特徴がある。
e 進法が最も経済的な記数法であることの証明
数を ( )進法で表すとしたとき,
この数一桁を表すのに 個の記憶素子が要求されるものと仮定する。このとき、 ( は定数)桁の数を表すのに必要な記憶素子の数 は,
と表せる.
また, 進法で表された 桁の数の情報量 ( は定数, )について,
従って, の情報量を 進法の 桁で表すのに必要な記憶素子の数 は,
ここで,
より, を最小にする の値を求めるには, の微分係数が0となるような の値を求めれば良い.
のとき, であるので,
以上より最も高効率な記数法は 進法である.
参考文献
- 伊東規之『マイクロコンピュータの基礎』日本理工出版会
- 桜井進『超・超面白くて眠れなくなる数学』PHP研究所
関連項目
- E進法のページへのリンク