コーラス(ステレオコーラス)効果 【chorus】
コーラス [chorus]
コーラス[chorus]
コロス
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 06:07 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動コロス(古代ギリシャ語: χορός, khoros、 英: chorus)は、古代ギリシア劇の合唱隊のこと。ディテュランボスおよびtragikon dramaから発生したと考えられている。コロスは観客に対して、鑑賞の助けとなる劇の背景や要約を伝え、劇のテーマについて注釈し、観客がどう劇に反応するのが理想的かを教える。また、劇中の一般大衆の代弁をすることもある。多くの古代ギリシア劇の中で、コロスは登場人物が劇中語れなかったこと(恐怖、秘密など)を代弁する。コロスの台詞は通常、歌の形式を採るが、時にはユニゾンで詩を朗読する場合もある。
コロスは、悲劇・喜劇が抒情詩作品だった時期の古代ギリシア劇で、重要かつ主要な構成要素だった。とくに、アイスキュロスが複数の俳優を使いだす以前は、たった一人しかいなかった俳優に対する重要な相手役だった[1][2]。その重要性が減衰していったのは紀元前5世紀以降で、コロスは劇の動きから切り離されはじめる。後の時代の劇作家、たとえばソポクレスなどは、それ以前の作家ほどコロスに依存しなくなった。ソポクレスの『オイディプス王』を始めとするテーバイ三部作の中で、コロスは全知の解説者の役割を果たし、しばしば物語の教訓性を補強した。コロスは「解説者」と「登場人物」の中間に位置するようになり、登場人物である時は、他の登場人物たちに彼らが必要とする洞察を与えた。
コロスには、1〜3人の俳優で演じられる劇を説明して助ける役割があった。古代ギリシアの円形劇場は非常に大きかったので、遠くの観客にもわかるよう動きは誇張され、また発声もはっきり聞き取れるようにした。技術的には、シンクロニゼーション(同期性)、エコー、波紋、身体表現を駆使し、仮面をつけていた。
脚注
参考文献
- Green, J.R. (1994), Theatre in Ancient Greek Society, Routledge, ISBN 0415143594.
- Haigh, Arthur Elam (1898), The Attic Theatre: A Description Of The Stage And Theatre Of The Athenians And Of The Dramatic Performances At Athens, The Clarendon Press.
- Kitto, H. D. Findley (2002), Greek Tragedy: A Literary Study, Routledge, ISBN 0415289645.
- Wilson, Peter (2003), The Athenian Institution of the Khoregia: The Chorus, the City and the Stage, Cambridge University Press, ISBN 0521542138.
- Watt, Lauchlan Maclean (1908), Attic and Elizabethan Tragedy, London: J.M. Dent & Sons, pp. 13-17.
関連項目
コーラス
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コーラス (Chorus) とは、合唱の意味。
- 音楽
- 複数の人が複数のパートに分かれて各々のパートを複数で歌うもの。合唱を参照。
- コーラス (ポピュラー音楽) - ポピュラー音楽におけるバックグラウンド・ヴォーカル。
- 参考:コーラス・グループ
- ポピュラー音楽やジャズ等の楽曲で、主題を提起している部分。序奏と区別され、繰り返し演奏される。リフを参照。
- ポピュラー音楽やジャズ等の楽曲で、繰り返し演奏される楽曲の最重要部分。サビを参照。
- コーラス (効果)/コーラス (音響機器) - 音声に掛ける人工的な効果。
- その他
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