館内設備等
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 08:06 UTC 版)
大道場(アリーナ)の天井に掲揚してある日章旗は、いかなるイベントの場合でも掲揚しなければならないことになっている。また、日章旗を汚す行為になるため、イベント演出における照明なども照射を禁止されている。 大道場は板張りで、柔道の競技場として使用する時は畳を敷き、コンサートでは養生シートを敷き椅子を設置したりなどする。柔道の際に使用される数百枚の畳は、アリーナの地下(建物レベルでいうと地下3階)に収納されている。 1階固定席は3,199席、2 - 3階固定席は7,846席、立見席(3階)は480、アリーナには最大2,946席まで設置できる。 2階スタンドには、LEDフルカラー掲示板が東西スタンド前方の2か所に設置されている。現在の掲示板は2020年7月に設置されたもの。 大道場の他、別館には中道場、さらに小規模な柔道場と剣道場がある。 日本武道協議会や各武道の学生連盟事務所や国際武道大学の事務所がある。全日本学生柔道連盟本部は1983年までに入居、2004年までに講道館に転居している。 擬宝珠の下の部分には12台の換気扇があり、館内の換気を行っている。 武道の普及・振興のため、武道の競技場として使用する場合は利用料金の割引制度がある(コンサートの合間に演武を入れることでも適用される)。 建設当初、武道場としての性格から男性用トイレの数が女性用トイレより多い状況にあったが、観客の大半を女性が占めるイベントが行われるなど次第に実勢にそぐわない状況となった。このため2020年に行われた改修工事では、女性用トイレの増加が行われたほか、中道場のトイレは男性用トイレを女性用に変更できる措置も講じられた。
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