陣定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/06 16:05 UTC 版)
陣定(じんのさだめ)は、平安時代摂関期の朝議である定(議定)のうち、左右近衛府の陣[1]にて行うものを指す。定とは公卿が行う審議(およびその決定)を指し、重要な議題について天皇が審議を命じた。その内容を奏文に作り上申され決裁を受け施行された。
- ^ 多くは左近衛府の陣で行われた。
- ^ 川尻秋生「陣定の成立」吉村武彦 編『日本古代の国家と王権・社会』塙書房、2014年 ISBN 978-4-8273-1268-3
- ^ 当初は上位者から下位者の順序で発言したとされるが、一旦上位者が発言すると下位者が萎縮して異論を差し挟み難かったため、順序が入れ替えられたとされる。
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