銅ペプチド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 05:42 UTC 版)
銅ペプチドは頭皮に局所的に用いると毛髪の休止期を短縮して成長期の毛包を増やす作用があるといわれる。銅ペプチドにはSOD活性(抗酸化作用)があると言われている。 SODには活性酸素を破壊する働きがあり、一酸化窒素の拮抗薬となる。(ミノキシジルの体内での一般形態は一酸化窒素である。)活性酸素は一酸化窒素や内皮由来弛緩因子(endothelium-derived relaxing factor)と「agonist-antagonist」(拮抗関係)にある。 プロサイト社(Procyte)より発売されているトリコミン(Tricomin)は銅ペプチドをベースにしており、FDAの報告では2%ミノキシジルと同等の効果があるとされている。FDAでの研究は中断しているが、プロサイト社によればこれは予算の関係によるものだということである。現在の水準からはこの結果は基準以下であるが、プロサイト社はこの処方に基づいた化合物の製造を「cosmo-ceutical」なメーカーに認可して、植毛手術後の補助治療として研究している。
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