釜江廣志
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釜江 廣志(かまえ ひろし、1948年 - )は、日本の経済学者。博士(商学)(一橋大学・論文博士・1993年)(学位論文「日本の国債市場と金利の期間構造」)。一橋大学名誉教授。元生活経済学会会長。生活経済学会賞、東日本鉄道文化財団奨励賞受賞。
人物・経歴
兵庫県生まれ[1]。1966年兵庫県立加古川東高等学校卒業[2]。1970年京都大学経済学部卒業[3]。1972年一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。指導教官二階堂副包[4]。1975年一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位修得退学[5][3]。指導教官倉林義正[6]。1993年「日本の国債市場と金利の期間構造」で一橋大学より博士(商学)の学位を取得。審査員花輪俊哉、柴川林也、清水啓典[7]。
1975年小樽商科大学商学部専任講師。同助教授を経て、1981年山口大学教養部助教授[2]。1984年一橋大学商学部助教授。1989年同教授[3]。1990年スタンフォード大学経営大学院客員研究員。1993年不動産鑑定士試験試験委員。2000年大蔵省昭和財政史執筆者。2002年日本金融学会常任理事。2003年大学評価・学位授与機構大学評価委員会評価員[2]。2005年生活経済学会会長[2]。2007年財務省平成財政史執筆委員、総務省独立行政法人評価委員会委員[2]。
2009年東京経済大学経済学部教授、平和祈念事業特別基金理事選考委員会委員。2010年統計センター監事選考委員会委員[2]。2011年一橋大学名誉教授[8][リンク切れ]、総務省独立行政法人評価委員会郵便貯金・簡易生命保険管理機構分科会会長、日本学術振興会科学研究費委員会専門委員。2013年日本郵政退職者連盟評議員[2]。生活経済学会賞、東日本鉄道文化財団奨励賞受賞[5]。指導学生に清水順子(学習院大学教授)[9]、孫立堅(復旦大学世界経済研究所副所長)など[10]。
著書
- 『日本の国債流通市場:利子率の期間構造の計量分析』有斐閣 1993年
- 『証券分析の基礎』(編)有斐閣 1995年、改訂版1997年
- 『入門証券市場論』(編)有斐閣 1998年、第3版2006年、第3版補訂2015年
- 『日本の証券・金融市場の効率性』有斐閣 1999年
- 『ゼミナール証券分析』有斐閣 2002年
- 『ミクロ経済学基礎演習』(大塚晴之と共著)同文舘出版 2002年
- 『マクロ経済学基礎演習』(大塚晴之と共著)同文舘出版 2003年
- 『日本の国債市場と情報』有斐閣 2005年
- 『金融・ファイナンス入門』(皆木健男と共著)同文舘出版 2011年
- 『日本の債券市場の史的分析:戦前と戦後の数量経済史』同文館出版 2012年
- 『日本の公共債市場の数量経済史』同文舘出版 2016年
脚注
- ^ 『日本の債券市場の史的分析―戦前と戦後の数量経済史』著者略歴 - Amazon.co.jp
- ^ a b c d e f g 釜江廣志教授略歴ならびに主要業績東京経大学会誌(経済学)
- ^ a b c 釜江 廣志 教授 一橋大学商学部
- ^ 「昭和46年度 学位授与・単位修得論文」『一橋研究』第23号、一橋大学大学院生自治会、1972年7月、143-146頁、doi:10.15057/6632、ISSN 0286-861X、NAID 110007621158。
- ^ a b 釜江 廣志 (Hiroshi Kamae) - マイポータル - researchmap
- ^ 「昭和49年度学位授与単位修得論文」『一橋研究』第29号、一橋大学大学院生自治会、1975年7月、231-236頁、doi:10.15057/6551、ISSN 0286-861X、NAID 110007621080。
- ^ 釜江広志, 「日本の国債市場と金利の期間構造」 一橋大学 博士論文, 乙第114号, 1993, NAID 500000099865, doi:10.15057/10884
- ^ 「名誉教授」 一橋大学
- ^ 論文題目 東アジア諸国における為替変動と国際資本フロー一橋大学大学院商学研究科
- ^ 「学位授与者(万代勝信・沼上幹・福島英史・妹尾大・孫立堅・佐々木百合・石井昌宏・加賀谷哲之・松井剛・畢滔滔・鄭基龍・洪仁淑)」『一橋論叢』第124巻第3号、日本評論社、2000年9月、459-464頁、doi:10.15057/10479、ISSN 0018-2818、NAID 110007640289。
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