追贈
追贈
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 14:53 UTC 版)
2019年12月23日、政府は中村への旭日小綬章の追贈と内閣総理大臣感謝状の授与を決定。27日に行われた授与式で内閣総理大臣・安倍晋三は遺族と面会し、「(中村さんは)アフガニスタン国民や難民のための医療活動、かんがい事業などで輝かしい業績を上げ、国際人道支援に多大な貢献をした」と生前の功績を称えた。授与式の後に遺族は取材に応じ、「本当は無念で残念だが、みなさまの支援で継続してアフガニスタンで緑の大地が広がっていくことを願っている」「ぺシャワール会はこれからも継続していく。父も何より願っていることで、家族もそれが願いです」と語った。授与式には駐日アフガニスタン大使のバシール・モハバットや、ペシャワール会の村上優会長らも立ち会った。 2020年1月、ガンベリ(英:Gamberi)公園にドクターサーブナカムラ記念塔が建設された。 同年7月、第6回食の新潟国際賞の大賞を受賞。同年8月、佐賀大学の研究チームが、新種のタマバエの学名を、Massalongia nakamuratetsui と命名。和名はミズメタマバエとなる。 2021年1月14日、アフガニスタン政府は人道支援活動の功績をたたえて中村の肖像をデザインした切手を発行することを発表した(切手には現地語と英語で事績が記されている)。 同年3月、九州大学は「中村哲先生の志を次世代に継承する九大プロジェクト」の一環として、中央図書館内にグラフィックと映像を中⼼とした展⽰スペース「中村哲医師メモリアルアーカイブ」を新設し、中村が⽣前に書き著し・遺された⾔葉を収集・蓄積する「中村哲著述アーカイブ」をインターネット公開。同年6月18日、九州大学は2021年度の夏学期より全学部の学生を対象とした授業科目「中村哲記念講座―中村哲先生の想いを繋ぐ―」開講を発表。
※この「追贈」の解説は、「中村哲 (医師)」の解説の一部です。
「追贈」を含む「中村哲 (医師)」の記事については、「中村哲 (医師)」の概要を参照ください。
品詞の分類
- >> 「追贈」を含む用語の索引
- 追贈のページへのリンク