財務上の特約
社債の発行に際して、社債権者を保護するため、発行会社に対して課せられた財務上の取り決め。
一般企業が発行する債券(社債)は、発行企業が倒産するとただの紙切れになる恐れがあります。社債の元利金が予定どおり投資家に対して支払われるかどうかは、その発行企業の財務体質が良好であるかどうかにかかってくるため、発行会社の財務体質が悪化しないように、配当制限や負債制限など財務面の特約条項が付けられます。これを「財務制限条項」と言います。有担保で発行される社債であれば、仮に発行企業が倒産しても担保をとっているため、社債権者への資産返還が進みやすいのですが、無担保社債の場合は社債発行の物的裏付けがないため、財務制限条項によって社債権者を保護する必要があるのです。しかし、1996年1月からは社債発行の自由化によって、財務制限条項の義務づけはなくなりました。
一般企業が発行する債券(社債)は、発行企業が倒産するとただの紙切れになる恐れがあります。社債の元利金が予定どおり投資家に対して支払われるかどうかは、その発行企業の財務体質が良好であるかどうかにかかってくるため、発行会社の財務体質が悪化しないように、配当制限や負債制限など財務面の特約条項が付けられます。これを「財務制限条項」と言います。有担保で発行される社債であれば、仮に発行企業が倒産しても担保をとっているため、社債権者への資産返還が進みやすいのですが、無担保社債の場合は社債発行の物的裏付けがないため、財務制限条項によって社債権者を保護する必要があるのです。しかし、1996年1月からは社債発行の自由化によって、財務制限条項の義務づけはなくなりました。
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