言語哲学
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言語哲学(げんごてつがく、英: philosophy of language)または言語の哲学は、語義的に二つの意味に大別される。
注釈
- ^ アンモニオス・サッカスもしくはプロティノスを創始者とする哲学=宗教的運動。純粋形相であり最高のイデア一者(το ‘εν)からの質料の加増による存在論的降下の位階構造と、知性的神秘体験による人間霊魂の形相への復帰・合一を理想とする。これは、オリゲーネース、ヒッポのアウグスティヌス等を通じてキリスト教神学に多大な影響を与えた。
- ^ 「わたしは考えているので、わたしはある」このラテン語訳が著名な「コギト・エルゴ・スム」であるが、デカルト自身の発言ではない。
- ^ なお現代のチョムスキーはこのポール・ロワイヤル派の言語思想の影響を多大に受けている。
- ^ ソシュール本人の著作ではなく、講義を聴いた弟子たちの編集による。
- ^ a b 小林英夫訳による。
- ^ エングラーによる学生ノート、リートランジェ、コンスタンタンらのノートを見ないとソシュールの主張を理解し得ないとされる。
- ^ 従来の経験論は、数学命題がたかだか経験命題の一般化に過ぎないなら、なぜ規範的性質を持つのかとの批判に苦悩していた。
- ^ 『論理哲学論考』より後のウィトゲンシュタインの思想に影響されたとも言われる[要出典]。
- ^ 現象主義・公理的全体論的規約主義を経た後言語の全体論、言語の意味の規約主義、言語の本質を言語ゲーム(Sprachspiel--生活に於ける語のやりとり)に見るアイディア。
- ^ 日常言語学派のオースティンにも見られる。
- ^ カルナップの弟子として論理実証主義の影響を受けるとともに米国人としてプラグマティズム・英国経験論の背景性も顕著。
- ^ なお、ダメットは、自身の哲学以上に、フレーゲの再評価を定着させた人物として分析哲学に確固たる地位を築いたといえる。“Frege: Philosophy of Language”"Frege: Philosophy of Mathematics" "The Interpretation of Frege's Philosophy"。
出典
- ^ 『ギリシヤ哲学者列伝』岩波文庫
- ^ 永嶋哲也、周藤多紀「中世の言語哲学」『西洋哲学史II 「知」の変貌・「信」の階梯』講談社選書メチエ、2011年12月10日、ISBN:978-4062585156、p156
- ^ 永嶋哲也、周藤多紀「中世の言語哲学」『西洋哲学史II 「知」の変貌・「信」の階梯』講談社選書メチエ、2011年12月10日、ISBN:978-4062585156、p162
- ^ 永嶋哲也、周藤多紀「中世の言語哲学」『西洋哲学史II 「知」の変貌・「信」の階梯』講談社選書メチエ、2011年12月10日、ISBN:978-4062585156、p163-p164
- ^ 永嶋哲也、周藤多紀「中世の言語哲学」『西洋哲学史II 「知」の変貌・「信」の階梯』講談社選書メチエ、2011年12月10日、ISBN:978-4062585156、p164-p165
- ^ J・マレンボン『初期中世の哲学 480-1150』中村治訳、勁草書房、1992年5月30日、ISBN:978-4326100941、p37
- ^ J・マレンボン『初期中世の哲学 480-1150』中村治訳、勁草書房、1992年5月30日、ISBN:978-4326100941、p38
- ^ 永嶋哲也、周藤多紀「中世の言語哲学」『西洋哲学史II 「知」の変貌・「信」の階梯』講談社選書メチエ、2011年12月10日、ISBN:978-4062585156 、p166、各文末の数字はボエティウス『「命題論」第二註解』校訂版の頁数・行数を表す。
- ^ 永嶋哲也、周藤多紀「中世の言語哲学」『西洋哲学史II 「知」の変貌・「信」の階梯』講談社選書メチエ、2011年12月10日、ISBN:978-4062585156、p167
- ^ 永嶋哲也、周藤多紀「中世の言語哲学」『西洋哲学史II 「知」の変貌・「信」の階梯』講談社選書メチエ、2011年12月10日、ISBN:978-4062585156、p183
- ^ 永嶋哲也、周藤多紀「中世の言語哲学」『西洋哲学史II 「知」の変貌・「信」の階梯』講談社選書メチエ、2011年12月10日、ISBN:978-4062585156、p184
- ^ J・マレンボン『初期中世の哲学 480-1150』中村治訳、勁草書房、1992年5月30日、ISBN:978-4326100941、p130
- ^ a b 永嶋哲也、周藤多紀「中世の言語哲学」『西洋哲学史II 「知」の変貌・「信」の階梯』講談社選書メチエ、2011年12月10日、ISBN:978-4062585156、p167
- ^ 永嶋哲也、周藤多紀「中世の言語哲学」『西洋哲学史II 「知」の変貌・「信」の階梯』講談社選書メチエ、2011年12月10日、ISBN:978-4062585156、p185
- ^ 永嶋哲也、周藤多紀「中世の言語哲学」『西洋哲学史II 「知」の変貌・「信」の階梯』講談社選書メチエ、2011年12月10日、ISBN:978-4062585156、p191
- ^ a b 永嶋哲也、周藤多紀「中世の言語哲学」『西洋哲学史II 「知」の変貌・「信」の階梯』講談社選書メチエ、2011年12月10日、ISBN:978-4062585156、p194
- ^ 永嶋哲也、周藤多紀「中世の言語哲学」『西洋哲学史II 「知」の変貌・「信」の階梯』講談社選書メチエ、2011年12月10日、ISBN:978-4062585156、p195
- ^ 永嶋哲也、周藤多紀「中世の言語哲学」『西洋哲学史II 「知」の変貌・「信」の階梯』講談社選書メチエ、2011年12月10日、ISBN:978-4062585156、p196
- ^ a b 永嶋哲也、周藤多紀「中世の言語哲学」『西洋哲学史II 「知」の変貌・「信」の階梯』講談社選書メチエ、2011年12月10日、ISBN:978-4062585156、p197
- ^ 清水哲郎『オッカムの言語哲学』は、1哲学者にスポットをあてたものとはいえ、この時代の言語哲学の水準の高さを窺い知ることのできる著作である。
- ^ 永嶋哲也、周藤多紀「中世の言語哲学」『西洋哲学史II 「知」の変貌・「信」の階梯』講談社選書メチエ、2011年12月10日、ISBN:978-4062585156、p203
- ^ ライプニッツ著作集所収 工作社
- ^ 序説の翻訳は『言語と精神——カヴィ語研究序説』法政大学出版局。
- ^ 『フレーゲ著作集』1〜6、勁草書房。
- ^ 『現代分析哲学基本論文集(1)』勁草書房所収
- ^ 『倫理学原理』三和書房
- ^ ウィトゲンシュタイン全集第一巻 大修館書店、奥雅博訳、『論理哲学論考』岩波文庫 野矢茂樹訳、『『論理哲学論考』『青色本』読解』黒崎宏訳注他
- ^ Carnap,『世界の論理的構築("Logische Aufbau der Welt")』『言語の論理的構文論 ("Logische Syntax der Sprache")』等。これらの流れは、後にコンピュータ言語の基礎として工学上重要な価値を持つようになる[要出典]。
- ^ 吉田夏彦訳、岩波書店。
- ^ 『ウィトゲンシュタイン全集』藤本隆志訳。黒崎宏訳注『『哲学的探求』読解』。
- ^ 菅豊彦訳、勁草書房。
- ^ 主著『行為と出来事 ("Essays On Actions and Events")』勁草書房、『真理と解釈 ("Inquiries into Truth and Interpretation")』勁草書房。特に、言語が通常の意味では存在しえない事を論じて衝撃を与えたのが 'A Nice Derrangement of Epitaphs'。
- ^ 藤田晋吾訳、勁草書房
- ^ 坂本百大訳、大修館書店
- ^ 坂本百大・土屋俊訳、勁草書房。
- ^ 坂本百大・宮下治子・服部裕幸訳、みすず書房。
- ^ 八木沢敬・野家啓一訳、産業図書。
- ^ 中山茂訳、みすず書房。
- ^ Heidegger, Martin.(1998) Pathmarks. Cambridge:Cambridge University Press, ISBN 0-521-43968-X
- ^ Heidegger, Martin.(1996) Being and Time. New York: Blackwell, ISBN 0-631-19770-2
- ^ a b Gadamer, Hans G. (1989)Truth and Method, New York:Crossroad, 2nd ed., ISBN 0-8264-0401-4
- ^ a b Volli,U. (2000) Manuale di Semiotica. Rome-Bari:Editori Laterza. ISBN 88-420-5953-6
- ^ 主著『ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』の研究I,II』公論社:日本語で読める『論考』のもっとも詳細な注釈書である。
- ^ 主著『経験と言語』東京大学出版会。後期ウィトゲンシュタイン哲学成立初期の推移を文献的精査に基づいて論じる。
- ^ 主著『フレーゲの言語哲学』勁草書房:ダメットによるフレーゲ発掘という画期的業績を踏まえてのフレーゲ研究、『現代の論理的意味論--フレーゲからクリプキまで』岩波書店:コンパクトな難解専門書。
- ^ 放送大学教材『英米哲学入門』を参照
言語哲学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 09:30 UTC 版)
判断 (judgment) の理論アントン・マルティの thetic judgment〔単純判断、単一判断〕と categorical judgment〔複合判断、二重判断〕という区別を生成文法に導入した。 命題態度、知覚報告に関して十分な記述力を持つ指標付き述語計算後に黒田が論文指導をしたジル・フォコニエによるメンタル・スペース理論の雛形となる。 コミュニカティブ・インテンションに関する説明的理論
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