かく‐かっこ〔‐クワツコ〕【角括弧】
角括弧[ ]
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 01:09 UTC 版)
角括弧通常全角形カクカッコ/Square Bracket [ ] [ ] 角括弧(かくかっこ)はブラケット(英: bracket)とも言う。なお、大括弧(だいかっこ)と呼ばれることもあるが、この呼び方は望ましくないと考えられる。 日本語の文法においては補助記号に当たらず、決まった用途はない(#使い方を参照)。 数式においては、丸括弧 () を入れ子にする場合に外側の括弧を角括弧とするほか、丸括弧の代わりに角括弧を用いる様式もある。 数学の区間において、閉じていることを示す。 自然科学において、表やグラフに単位を記載する場合に、単位であることを明示するために付ける。例えば、「加速度 [m/s2]」など。 化学においては、[H2O] のように用いて化学種の濃度を表す。また、[Fe(CN)6]3− のように錯イオンの表記にも使う。 言語学では(音素ではなく)音声を表記する場合に用いられる。 C言語を始めとした多くのプログラミング言語では配列の内容を定義するのに用いる。 ウィキ文法では"[[内部リンク]]"や"[http://www.example.com 外部リンク]"のように内部リンクや外部リンクなどを作成する場合によく用いられる。 URLにIPv6アドレスを含む場合、IPv6アドレスを角括弧で囲む。これは、IPv6アドレス中のコロン (":") がポート番号を示すコロンと競合するためである。 金融取引の契約書類においては、まだ確定していない条件部分を角括弧で囲む場合がある。例えば、取引日や利率などが確定ではなく予定や仮定である場合、[YYYY年M月D日]や[0.75]%のように角括弧で囲っておく。 記号UnicodeJIS X 0213文字参照名称[ U+005B 1-1-46 [[ 始め大括弧、始め角括弧LEFT SQUARE BRACKET ] U+005D 1-1-47 ]] 終わり大括弧、終わり角括弧RIGHT SQUARE BRACKET [ U+FF3B 1-1-46 包摂 [[ 始め大括弧、始め角括弧FULLWIDTH LEFT SQUARE BRACKET ] U+FF3D 1-1-47 包摂 ]] 終わり大括弧、終わり角括弧FULLWIDTH RIGHT SQUARE BRACKET ⎡ U+23A1 - ⎡⎡ LEFT SQUARE BRACKET UPPER CORNER ⎢ U+23A2 - ⎢⎢ LEFT SQUARE BRACKET EXTENSION ⎣ U+23A3 - ⎣⎣ LEFT SQUARE BRACKET LOWER CORNER ⎤ U+23A4 - ⎤⎤ RIGHT SQUARE BRACKET UPPER CORNER ⎥ U+23A5 - ⎥⎥ RIGHT SQUARE BRACKET EXTENSION ⎦ U+23A6 - ⎦⎦ RIGHT SQUARE BRACKET LOWER CORNER ﹇ U+FE47 1-1-46 包摂 ﹇﹇ 始め大括弧、始め角括弧PRESENTATION FORM FOR VERTICAL LEFT SQUARE BRACKET ﹈ U+FE48 1-1-47 包摂 ﹈﹈ 終わり大括弧、終わり角括弧PRESENTATION FORM FOR VERTICAL RIGHT SQUARE BRACKET
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