装甲艦とは? わかりやすく解説

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装甲艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/17 09:26 UTC 版)

装甲艦(そうこうかん)は、ではなく装甲を施した軍艦を指す用語である。日本では甲鉄艦ともいい、明治時代にはより一般的な名称であった。装甲艦という種別は装甲の存在を表すものであり、艦の用途や艦形に関するものではない。そのため動力も手漕ぎ、帆走や蒸気機関による機走などさまざまなものが用いられ、船の大きさも数百トン程度から一万トンに及ぶものまで、実に様々であった。


  1. ^ 朝日新聞におけるこの語義での「装甲艦」の最終例は1919年2月28日3頁「講和問題/独艦処分問題/独艦爆沈反対」、「甲鉄艦」の最終例は1916年7月10日3頁「日英新聞記者の英艦隊訪問」である。この場合「装甲艦」は、"Armored ship"に対応し、"Ironclad warship"の訳語ではなかった。三省堂書店刊『日本百科大辞典 第四巻』(1910年12月)掲載肝付兼行執筆「装甲艦」参照。


「装甲艦」の続きの解説一覧

装甲艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 01:16 UTC 版)

前弩級戦艦」の記事における「装甲艦」の解説

前弩級戦艦は、装甲艦から発達した最初の装甲艦であるフランスラ・グロワールイギリスウォーリアは、1860年代就役したときは、帆走フリゲート良く似た高い3本マスト舷側砲持っていた。そのわずか8年後に登場した最初航洋砲塔艦(ブレストワーク・モニター)であるイギリス軍サーベラスと、その3年後に進水したデヴァステーション級は主砲レイアウトはさらに前弩級戦艦近づき、かつ限定的ながら初の外洋航行性を備えた砲塔であった。両艦とも帆装持たず、4門の巨砲を2門ずつ砲塔収めて前後2基配置していた。しかしデヴァステーションは敵の海岸港湾攻撃することを任務とする航洋砲塔艦であり、乾舷極めて低く外洋での戦闘必要な耐航性が不足していた。外洋ではその甲板海水飛沫洗われ、砲の操作悪影響もたらした一方フランス外洋航行能力重視して装甲艦から発達した高い乾舷を持つ船体甲板上の高い位置に単装砲を配する事で外洋での戦闘能力維持した各国海軍は二大海軍国主力艦形態見て充分な乾舷持ち外洋で戦うことのできる、帆装持ち砲塔の無い戦艦建造し続けた沿岸攻撃用戦艦外洋戦艦との境界は、イタリア海軍1880年竣工させたカイオ・ドゥイリオ級戦艦主砲アームストロング社製「45cm20口径前装砲」を採用した事により、これの運用実績ふまえてイギリス海軍1880年代発注されアドミラル級戦艦至って曖昧なものとなった同級装甲技術的進歩反映しており、従来錬鉄代わりに鉄と鋼による複合装甲備えていた。主砲口径12ないし16インチ(305-413 mm)の後装砲で、装甲軍艦巨砲化の流れ沿っていた。主砲重さ節約するために露砲塔取り付けられた。これについて、歴史家一部アドミラル級を前弩級戦艦に至るまでの不可欠なステップ考えるが、単に混乱した不成功設計とみなす歴史家もいる。

※この「装甲艦」の解説は、「前弩級戦艦」の解説の一部です。
「装甲艦」を含む「前弩級戦艦」の記事については、「前弩級戦艦」の概要を参照ください。

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