やぶ‐こうじ〔‐カウジ〕【×藪×柑子】
ヤブコウジ
やぶこうじ (藪柑子)
●わが国の各地をはじめ、台湾や朝鮮半島、中国に分布しています。山地の林内に生え、高さは10~20センチになります。地下茎を伸ばして広がり、しばしば群生します。葉は長楕円形で、茎の上部に輪生状に互生します。7月から8月ごろ、葉腋から小さな白い花を下向きに咲かせます。果実は球形で、秋には赤く熟します。縁起物としてお正月の寄せ植えなどにも使われ、そのかたちから「ジュウリョウ(十両)」とも呼ばれます。
●ヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑小低木で、学名は Ardisiajaponica。英名は Japanese ardisia。
イズセンリョウ: | 伊豆千両 |
ヤブコウジ: | アルディシア・ピラミダリス 万両 万両 藪柑子 |
藪柑子
藪柑子
ヤブコウジ
(藪柑子 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/22 15:05 UTC 版)
ヤブコウジ(藪柑子、薮柑子、学名: Ardisia japonica)は、サクラソウ科[注 1]ヤブコウジ属の常緑小低木。林内に生育し、冬に赤い果実をつけ美しいので、栽培もされる。別名、ヤマタチバナ[1]、十両(ジュウリョウ)。
注釈
出典
- ^ a b c 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Ardisia japonica (Thunb.) Blume ヤブコウジ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月5日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Bladhia japonica Thunb. ヤブコウジ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月5日閲覧。
- ^ a b c d 『樹に咲く花(合弁花・単子葉・裸子植物)山溪ハンディ図鑑5』p.174
- ^ a b c d e f 『日本の野生植物 木本II』p. 159
- ^ a b c d e 平野隆久監修 永岡書店編 1997, p. 149.
- ^ a b c d e f g h i j 馬場篤 1996, p. 109.
- ^ a b c d e 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2012, p. 90.
- ^ a b ヤブコウジの育て方 みんなの趣味の園芸
- ^ 三千円の籔柑子の話 『徒然の友』 、味潟漁夫 (入沢八十二) 編 (薫志堂, 1896)
- ^ 紫金牛『盆栽流行史 : 附・各種培養繁殖法』此君園主人 著 (立命館出版部, 1934)
- ^ 蘭とその歩み公益財団法人 中野邸美術館
- ^ 新潟新聞 1897年1月31日
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