給付額
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/21 01:30 UTC 版)
ここで記載される給付額は、ヌナブト準州、ケベック州、アルバータ州以外の州に居住している場合である。 2021年の最大控除額は、単身者が1,381カナダドル、家族が2,379カナダドルである。勤労所得は3,000カナダドル以上なくてはならない。アメリカのEITCと同様に、税額控除額に逓増・定額・逓減の各部分がある。以下のグラフは、世帯タイプ別と控除額である。 @media all and (max-width:720px){body.skin-minerva .mw-parser-output div.mw-graph{min-width:auto!important;max-width:100%;overflow-x:auto;overflow-y:visible}}.mw-parser-output .mw-graph-img{width:inherit;height:inherit} 具体的には、単身者の場合、3,000カナダドル超の所得について26%の税額控除が与えられ、所得が8,311カナダドルで最大税額控除額の1,381カナダドルに達し、所得が1万3,064カナダドル以上になると税額控除額が超過分の12%の率で逓減し、2万4,573カナダドルを超えると消失する。 家族の場合は、3,000カナダドル超の所得について26%の税額控除が与えられ、所得が1万2,150カナダドルで最大税額控除額の2,379カナダドルに達し、所得が1万7,348カナダドルを超えると税額控除額が超過分の12%の率で逓減し、3万7,173カナダドルを超えると消失する。 就労不能障害者が世帯にいる場合には、控除額が異なってくる。 単身障害者の場合、1,150カナダドル超の所得について26%の税額控除が与えられ、所得が24,569カナダドルまで最大税額控除額713カナダドルが受給される。その所得額を超えると税額控除額が超過分の12%の率で逓減し、3万511カナダドルを超えると消失する。 家族の場合、1,150カナダドル超の所得について26%の税額控除が与えられ、所得が37,176カナダドルまで1人当たり最大税額控除額713カナダドル(2人いる場合、1,426カナダドル)が受給される。その所得額を超えると税額控除額が超過分の12%(既婚カップルが、両方就労不能障害者の場合は、半分の6%)の率で逓減し、4万3,118カナダドル(既婚カップルが、両方就労不能障害者の場合は、4万9,060カナダドル)を超えると消失する。 計算例 家族が所得1万カナダドルを得ていた場合の控除額(年間) (所得金額-3,000)×税額控除=控除額(年間) (10,000-3,000)×0.26=1,820 家族が所得3万カナダドルを得ていた場合の控除額(年間) 最大控除額 - {(所得金額-最大控除所得上限額)×逓減率}=控除額(年間) 2,335-{(30,000-17,348)×0.12}=816.76 就労所得手当(WITB,2018年)とカナダ勤労給付(WBC)の相違点相違点単身家族就労不能障害者世帯に1人いる場合既婚カップル両方CWB(2021)WITB(2018)CWB(2021)WITB(2018)CWB(2021)WITB(2018)CWB(2021)WITB(2018)税額控除率(%) 26 25 26 25 26 25 26 25 税額控除額から超過分の逓減率(%) 12 15 12 15 12 15 6 7.5 最大税額控除額(カナダドル) 1,381 1,059 2,379 1,922 713 529 713 529 最大税額控除額が受け取れる所得上限額(カナダドル) 13,064 12,016 17,348 16,593 24,569 19,073 37,176 29,410
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