いと‐ぐるま【糸車】
読み方:いとぐるま
「糸繰り車」に同じ。
糸車 (いとぐるま)
糸車は、いとぐるま、糸撚り器、ブンブンなどと呼ばれているように、機織りにあたってよこ糸を細管に巻き取る管巻き、回転する管の軸方向に糸を引き出すと撚りがかかるので撚糸に、また、同じ働きから綿の紡糸にと、多様の用途をもった器具で、織物づくりのシンボル的道具である。原理的には、加速車で、ベルトにひもを使う(それを、しらべとも呼ぶ)。なお、ブンブンの名称は、速くまわすとブンブンとうなりを生じるところから、つけられたものであろう。現在も手工芸的に使用されている。機織りのよこ糸管巻き用に用いられたものであろう。大車の矢は18間で標準型、ただし車に厚味があって豪快、ガッチリと作られている。手前に傾くように向う側に当木を打ちつけてあった。小柄な女性がぺったりと座って、幅広の矢を手掛かりにして、ゆっくりと回したものであろう。高さ62.5cm、大車の直径55cm、台の長さ82cmで、大正時代から昭和前期に使用された。 |
糸車
糸車
糸車
読み方:イトグルマ(itoguruma)
貝
糸車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/17 19:43 UTC 版)
糸車(いとぐるま、英: spinning wheel)とは、糸を紡ぐための装置で、ホイール(輪、車輪)があるもの。(中でも、人力で動かすもの)。紡ぎ車(つむぎぐるま)、糸紡ぎ車(いとつむぎぐるま)、手紡ぎ機(てつむぎき)、紡毛機(ぼうもうき)とも。
- ^ Image of a spinning wheel in: Al-Hariri, Al-Maqamat (les Séances). Painted by Yahya ibn Mahmud al-Wasiti, Baghdad, 1237 See: Spinning, History & Gallery [1] (retrieved March 4 2013)
- ^ Pacey, Arnold (1991) [1990]. Technology in World Civilization: A Thousand-Year History (First MIT Press paperback edition ed.). Cambridge MA: The MIT Press
糸車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/14 20:53 UTC 版)
詳細は「糸車」を参照 10世紀ごろまでに糸車が考案され、12世紀にはヨーロッパ、中東、インド、中国で使われていた。糸車によって紡績の手間が軽減され、さらに紡績機の発明へと繋がっていった。 ベテランが(「ノった」状態で)順調に作業をすると、ホイールとボビンはこれくらい高速で回転する。 高速で回転する「ボビン」および「フライヤー」。 繊維が糸になり巻き取られた状態。糸が巻き取られている部分を「ボビン」と言い、ボビンの脇の枠(腕)のようなところを「フライヤー」と言う。 糸車を使った手作業による製糸作業 米国、インディアナ州の歴史博物館の糸車 イランの歴史的な糸車
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