米海兵隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 01:01 UTC 版)
「UH-1 (航空機)」の記事における「米海兵隊」の解説
アメリカ海兵隊は、OH-43DおよびO-1連絡・観測機の後継としてUH-1を選定、1964年2月にUH-1Eを受領して、運用を開始した。これは、UH-1Bの後期生産型をベースに、陸軍のUH-1Cで採用されたのと同様のモデル540ローターを搭載するとともに、海兵隊の運用要求に応じた小改正を加えたものである。 海兵隊では、スリック用途には専用の輸送ヘリコプターであるHUS-1(CH-34)、およびその後継のHRB-1(CH-46)を、近接航空支援には固定翼攻撃機を充当しており、UH-1Eは、当初は主として連絡・観測・負傷者後送用途で使用されていた。しかしまもなく、陸軍のUH-1Bをモデルに、ガンシップ用途への投入が検討されるようになっていった。 UH-1E用に開発されたアーマメント・サブシステムはTK-2(Temporary Kit-2)と称され、陸軍のM16サブシステムと同様に、片舷につきM60C機銃2丁とMk4 FFARロケット弾の7発ポッドを1基搭載するものであったが、陸軍のM16と異なり、機銃は固定式であった。また、1967年4月からは、機首下面にエマーソンTAT-101チン・ターレットが追加装備された。これはM60C 2丁と弾薬500発を収容したものであった。
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