神名帳考証
神名帳考証
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/28 07:19 UTC 版)
『神名帳考証』(じんみょうちょうこうしょう)は『延喜式神名帳』に記載された神社(式内社)を考証した書物。出口(度会)延経著、全8巻。
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- 1 神名帳考証とは
- 2 神名帳考証の概要
神名帳考証
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 19:33 UTC 版)
一方、江戸時代の国学者である伴信友も、古社について研究し『神名帳考証』を著した。そのなかで、延喜式神名帳の「比奈多乃神社」についても論じており、その祭神は「天菩比命之子建比良鳥命遠江國造等之祖也」と述べている。そのうえで「掛川驛ノ正南三里餘越テ高天神ト云フ高山アリ山上ニ祠アリコレナルベシ」として、高天神社に比定する説を紹介している。根拠については「此山ノ麓ニ日向谷ト云フ山里アルヲモテ知ル也」として、落合村の日向ヶ谷が高天神山の山麓に位置している点を挙げている。同時に「土方鄕ノ內日向谷ト云フ處ニ寺アリ鎭守ノ小社アリコレニヤ」として、上土方落合の比奈多乃神社に比定する栗田土満の説も紹介している。 なお、高天神社の祭神は高皇産霊命、天菩比命、菅原道真公の3柱であり、建比良鳥命ではない。一方、上土方落合の比奈多乃神社の祭神は建比奈鳥命であるが、この神は建比良鳥命と同一の神格である。
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