砂礫を運ぶ川
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 15:19 UTC 版)
御勅使川の河川敷は両岸まで大量の砂礫が詰まっており、耕地が整理される以前には扇状地の表面に角礫が散乱していた。 流域面積が小さな割に、大量の砂礫が流出するのは、源流域を構成する地層が第三紀層の御坂層という崩れ易く、非常に脆い岩石からなるためで、上流域のいたるところに崩壊の場所がある。 本流上に連続して大規模な砂防堰堤が築かれ、今日でも河川敷には大量の砂礫を見る事ができる。また、支流のいたるところで山梨県による治山・砂防工事が古くから行われている。 戦後になり、川の両岸の砂礫の多い場所は、建設資材としての砂利採取場となり、採掘跡は御勅使南公園などとして再開発されている。2003年に3ヶ所の砂防堰堤は土木学会選奨土木遺産に選ばれる。
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