しら‐びそ【白×檜▽曽】
しらびそ (白檜曽)
●わが国の固有種で、本州の福島県以南から中部地方、それに紀伊半島や四国に分布しています。亜高山帯に生え、高さは20メートルほどになります。葉は線形で先端が窪み、らせん状に密生します。5月から6月ごろ、前年枝の葉腋に雄花が下垂してつき、雌花は暗紅色で直立します。果実は球果で、長さ5~6センチで青紫色を帯びます。北八ヶ岳の縞枯山の南西面では、縞枯れ現象が見られます。その大きな原因は、諏訪湖から吹き上げる南西の偏向風と台風などの強い風だと言われています。写真下は縞枯山の北東斜面。別名で「しらべ(白檜)」とも呼ばれます。
●マツ科モミ属の常緑高木で、学名は Abies veitchii。英名は Veitch fir。
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