果物として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 13:38 UTC 版)
詳細は「en:Cherry」を参照 セイヨウミザクラは数千年前から人類に食されていた。青銅器時代のイギリスなどのヨーロッパで、種が発掘されている。たとえば、イタリアのガルダ湖南岸付近にあるデゼンツァーノやロナート付近で、青銅器時代の初期から中期の高床式住居跡から見つかっている。年代は、放射性炭素年代測定から、紀元前2077年±10年、すなわち青銅器時代初期IA期と推定されている。このころ、このあたりの原生林がほぼ失われたことが分かっている。 紀元前800年ごろ、トルコでサクランボが栽培されており、ほどなくギリシャにも伝わっている。 サクランボの栽培品種の先祖はおもに2つであり、セイヨウミザクラはその一つである。もう一つはスミミザクラ(サワーチェリー、Prunus cerasus)であり、主に料理に使われる。他にも2, 3品種あるが、あまり使われない。日本の佐藤錦など、生食されるサクランボのほとんどはセイヨウミザクラである。 セイヨウミザクラは、世界の気候が温暖な各地で栽培されており、栽培品種の数は非常に多い。栽培品種が野生化することもあり、カナダ南西部、日本、ニュージーランド、アメリカ合衆国北東部・北西部(ワシントン州・オレゴン州など)・南西部(カリフォルニア州)などにも広がっている。
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果物として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 02:09 UTC 版)
熟すると黄色い果実ができる。粒々の黒い種子が中央の中空部分にたくさんあるが、種子は取り除いて、周りの果肉を食べる。甘さが強く独特の癖があるので、レモン汁をかけて、酸味を加える場合もある。 果肉は、細く切って乾燥させ、ドライフルーツにすることがある。台湾(特に高雄)では、牛乳と果肉をミキサーにかけて混ぜた「パパイア牛乳」が名物となっており、紙パック入りの商品もある。香港には黄色く熟れた実の先端をくりぬいて、壷状にし、スープを入れて蒸す料理がある。順徳料理のデザートとして、シロップ煮にしたパパイアがあり、同じくシロップ煮にした梨、白木耳、鶏卵などと組み合わされる場合もある。なお、除かれてしまう種子はワサビと同じく硫化アリルを含むことから、ワサビと同じ味がする。ブラジルではパパイアを用いたクリーム・ド・パパイアという菓子が食べられている。
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