爆撃とその結果とは? わかりやすく解説

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爆撃とその結果

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 05:04 UTC 版)

タイダルウェーブ作戦」の記事における「爆撃とその結果」の解説

1943年8月1日早朝0400分、ベンガジ付近飛行場群から作戦機発進しワラキア平原までは順調に飛行した。ところが先頭の第376爆撃航空群の先頭機がトゥルゴヴィシュテ変針点で東南旋回しすぎ、ブカレスト方向向かってしまった。第376爆撃航空群はブカレスト視認する位置まで来てようやく誤り気付き北へ変針プロイェシュティ向かったこのためプロイェシュティの南にあったドイツ軍防空陣地上空まともに通過する経路となって激し対空砲火により多く損害を出すこととなり、さらには編隊解いたため、効果的な爆撃とならなかった。 第93爆撃航空群も先行した376爆撃航空群と同様にいったんは進路誤ったが、それより前に修正しプロイェシュティへは南西から侵入する経路となった。それでも同じようドイツ軍対空砲火を受け多く損害出したプロイェシュティ向かった残りの第98及び第44爆撃航空群は計画どおりの経路をとったが、手前のフロレシュティ (Florești) からプロイェシュティとの間でドイツ軍のQ列車無蓋貨車対空機関砲などの対空兵装施した車両)と並走する形となり、これとB-24に搭載している機銃交戦した。この2個爆撃航空群はQ列車破壊し計画どおりプロイェシュティ北西方向から侵入し爆撃行ったプロイェシュティへの爆撃行った4個爆撃航空群は、異な方向からほぼ同時に侵入することとなって錯綜する状況となったが、衝突起きなかった。 カンピーナへ向かった389爆撃航空群は計画どおりの爆撃行った。 各爆撃航空群はその後南西方向へ計画どおり離脱したが、その途上ドイツ第4戦闘航空団所属戦闘機メッサーシュミット Bf109メッサーシュミット Bf110及びルーマニア軍IAR-80 (航空機)攻撃を受け、損害出した損害は、5個爆撃航空179機が出撃し、任務途中で帰還したもの14機、墜落43機、トルコ領不時着8機、補助飛行場等へ不時着15機、出撃時の飛行場帰還できたものは99機だった。人員については、全乗員約1,780名のうち戦死310名、捕虜となった130名の損害だった。 この作戦投下され爆弾の量は約310トンで、プロイェシュティ石油生産能力45%低下した。 この作戦については犠牲多かったが、戦果もあったとする見解と、犠牲見合う戦果ではなかったとする見解がある。 この作戦参加した者のうち5名が合衆国議会名誉勲章受章した

※この「爆撃とその結果」の解説は、「タイダルウェーブ作戦」の解説の一部です。
「爆撃とその結果」を含む「タイダルウェーブ作戦」の記事については、「タイダルウェーブ作戦」の概要を参照ください。

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