熱間加工
金属を再結晶温度以上に加熱して行う塑性加工のこと。再結晶温度以上にすると、金属の変形抵抗が低く、変形能力が大きくなるので、加工速度や加工度を大きくすることができる。加工方法としては、熱間圧延、熱間鍛造、押し出しなどがあり、一般に1次加工で用いられている。自動車用材料の加工では以下のものがある。熱間圧延では車体、フレーム、部品の構造用部材として用いられる熱間圧延鋼板の圧延。熱間鍛造ではクランクシャフト、コンロッド、ミッションギヤ、ナックル、アクスルシャフトなどの鍛造粗材の加工。押し出しでは棒材、パイプ、線材など長尺材料の成形。
反対語 冷間加工参照 熱間圧延鋼板、熱間鍛造
熱間加工
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/07 08:43 UTC 版)
材料の変形抵抗が小さく加工性が良いが、表面性状や寸法精度は劣る。
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