たんそ‐こてい【炭素固定】
読み方:たんそこてい
炭素固定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/22 14:55 UTC 版)
炭素固定(たんそこてい、英: carbon fixation, carbon assimilation)とは、無機的に(主に二酸化炭素の形で)存在する炭素を有機物質の形に変換して生体内に取り込む過程のこと。別名は、炭酸固定、二酸化炭素固定、炭素同化、炭酸同化など。生物が行う代謝活動の一部である。取り込まれた炭素は生体物質の一部となる。植物や藻類、シアノバクテリアなどが行う光合成(photosynthesis)による炭素固定のほか、ある種の微生物が行う化学合成(chemosynthesis)による炭素固定も知られている。
- 1 炭素固定とは
- 2 炭素固定の概要
炭素固定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 23:38 UTC 版)
生物による炭素固定を促進することで、炭素吸収量を増加させることも有効とされる。京都議定書で吸収源活動と規定されているものがこれにあたり、具体的には、以下のようなものがある。 林業の促進、間伐材や木材の有効利用 - 木材資源の有効利用により伐採量を抑制、伐採後の植樹や育成によりカーボンニュートラルの達成が可能 新規の植林 植物の生育環境保全 - 灌漑、水資源の適切な管理 森林伐採量の抑制、自然植生の保護 休耕地の積極的な利用 二酸化炭素回収貯留(CCS)の技術についても研究が進んでおり、実用化されれば特に石炭など安価な化石燃料の当面の重要なオプションになるとされる(AR4 WG III、スターン報告)。
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