漫画本の充実
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/30 17:46 UTC 版)
子どもの図書館離れを食い止めるために、平和町立図書館は合併前の1995年(平成7年)から漫画の冊数を増やしはじめた。2005年(平成17年)に平和町が稲沢市と合併した後も、平和町図書館は漫画を重視する取り組みを継続している。稲沢市図書館のうち平和町図書館単独では、2015年(平成27年)時点で80,963冊の蔵書のうち約1/4の21,848冊が漫画であり、1館で所蔵する漫画の蔵書数は愛知県内で群を抜く。図書貸出者数は2005年度(平成17年度)の17,004人から2015年度(平成27年度)には46,552人となり、10年間で2.7倍となった。貸出冊数の約70%が漫画であり、漫画の蔵書のうち約30%は常に貸出中であるという。 購入する漫画の大半は新刊であり、大部分は子ども向けであるが、『黄昏流星群』(弘兼憲史)など中高年向けの漫画も所蔵している。2014年(平成26年)時点の一番人気は『ドラえもん』(藤子・F・不二雄)である。『JIN-仁-』(村上もとか)、『医龍-Team Medical Dragon-』(乃木坂太郎作画)、『失恋ショコラティエ』(水城せとな)など、テレビドラマの原作となった漫画には予約が集中し、予約から半年の待ち時間がかかる漫画もある。
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