活動時期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/02 01:34 UTC 版)
断層が主に活動した時期は、白亜紀晩期から古第三紀を通じ新第三紀初期までと考えられ、横ずれ変位のほとんどは42 - 14Ma(始新世から中新世)の間に生じたと考えられている。 第四紀以降でも、第四紀後期に繰り返し活動した痕跡が認められる。主断層北部の段丘堆積物の変位から、上下の平均変位速度は千年あたり0.03 - 0.07mまたは0.02 - 0.07mと推定され、横ずれの変位はそれよりもっと大きいことを考えると、この値が変位速度の下限と推定されている。 歴史資料によると慶州では34年、100年、123年、304年、471年、510年、630年、779年に地震の記録があり、779年の地震は『三国史記』によると被害が大きく100人以上が犠牲になったという。トレンチ調査により見つかり年代分析により536年頃と推定される堆積物の変位があるが、この変位をもたらしたのは510年に記録された地震の可能性がある。 2016年9月の慶州地震(Mw5.4、最大震度 MMI VI)は梁山断層帯が震源と考えられている。
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