機兵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 00:10 UTC 版)
主人公らが怪獣と戦うために乗り込む二足歩行の巨大ロボット。2100年代にて井田鉄也と沖野司が設計し、自動工場で製造された。搭乗する少年少女らは適合者と呼ばれ、体の何処かに刻印された起動マーカーを手で擦ると「START」の文字が浮かび上がり、コクピットにワープすることで乗り込む。核融合炉を動力としており時空間移動の機能も有し、機兵に乗って他の時代に転移することや、機兵自体が他の時代にあっても起動することで適合者の目の前に呼び出すことも可能。しかし機兵と適合者が同じ時代にいる場合は、適合者が機兵の近くまで行かなければ起動できない。コクピット内では適合者は全裸となり、うつ伏せに跨がる格好で操縦する。適合者は脳内のナノマシンを介して機兵と接続されており、頭でイメージした通りに動かせる。その為、コクピット内には操縦桿などは存在しない。元は遠隔操作の無人機だったが、反応が遅く、怪獣にコントロールを奪われてしまうリスクが生じた為、有人機となった。また、上述の操縦方法により操縦者の脳には多大な負荷がかかる為、長時間の機兵操縦は大きな危険を伴う。 第一世代機兵(近接格闘型) 近接戦闘に特化した機兵で、機兵の中ではもっとも古い型。左腕には巨大な削岩機が装備されており、攻撃のリーチはどれも短いが、機動力が高く、怪獣の懐に潜り込めば大ダメージを叩き出せる。対空攻撃はほとんどないが、EMP装備が標準搭載されているため、これで地面に落とすことで対処可能。リミッター解除という機能があり、防御力を犠牲に攻撃力を大幅に強化できる。 最終戦では10番機に緒方、11番機に関ヶ原、12番機に比治山が搭乗する。 第二世代機兵(バランス型) 近接戦闘に加え遠距離攻撃用の兵装や味方支援用の兵装を持ち、様々な状況に対応できる万能タイプの機兵。兵装が多い分装甲が厚く重さが2200トンもあるため、機動力がやや低い。近接戦闘では第一世代並みに強力なプラズマアーク溶断機を持つが、消費が甚大な上に単体攻撃。固定砲台を召喚することもできる。 13番、14番、15番の3機がある。以前は13番機に和泉が、15番機に関ヶ原が搭乗していた。 最終戦では13番機に鞍部、14番機に東雲、15番機に冬坂が搭乗する。 第三世代機兵(遠距離型) 遠距離攻撃を得意とした機兵。大きくせり出した胸部の主砲が特徴。レールガンや連射砲、多くのミサイル兵装で遠くの怪獣を狙い撃ちできる。中心部から端まで攻撃を届かせることができる砲台。また、ミサイルレインなどの範囲攻撃や、E.M.P.スタナーによる支援など、さまざまな兵装を使いこなせる。 最終戦では16番機に如月、17番機に南、19番機に三浦が搭乗する。 第四世代機兵(飛行支援型) ふたつの巨大なティルトローターにより、飛行が可能となった最新型の機兵。ほかの機兵のサポートを目的として造られたため、支援行動を得意とする。沖野が怪獣に用いられている技術を解析、フィードバックさせたレーザーによる射撃や小型の攻撃用ドローンの射出など、他の機兵にはない最新鋭の兵装が特徴。またマルチロックミサイルやレッグスパイクなど怪獣を攻撃しつつ弱体化することが可能な兵装を持つ。マルチロックミサイルは分散タイプ且つミサイルなので、運用に注意が必要。 最終戦では20番に網口、21番に鷹宮、22番に郷登、23番に薬師寺が搭乗する。
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