東西方向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 09:35 UTC 版)
ベルリン市街線(シュタットバーン Stadtbahn 東西高架線)ベルリン東駅 - フリードリヒ通り - ベルリン中央駅 - ヴェストクロイツ ベルリン市街中心部を東西に貫く高架線で、Sバーンの重要路線である。 沿線にはベルリン動物園、シャルロッテンブルク宮殿、カイザー・ヴィルヘルム記念教会、ティーアガルテン、ベルリンテレビ塔、シャルロッテンブルク宮殿といった観光名所のほか、南北地下線同様に、政府・行政機関、あるいは商業施設や企業のオフィスなどが多く、利用客も多い。また、2006年5月に開業したベルリン中央駅も通る。 Sバーンと長距離線の路線別複々線である。東側のベルリン東駅でシュレージエン線・プロイセン東線・同線経由ヴリーツェン線と直通、西側のヴェストクロイツでヴェツラー線・シュパンダウ郊外線と直通する。フリードリヒ通り駅で南北地下線と直交する。 19世紀後期に、分散していたベルリンの鉄道ターミナルを都心経由で結ぶべく計画・建設され、1882年に開業した。大都市の中心部を貫く鉄道は、当時としては世界的にも珍しいものであった[要出典]。「都市鉄道」を意味する "Stadtbahn" は、現在の "S-Bahn" の語源になったとされている。もっとも、ベルリン以外の都市ではS-Bahnは高速鉄道 (Schnellbahn) が語源とされており、ドイツ語辞書でもこちらが記載されている。 ベルリンの壁時代は、レールテ駅(現:中央駅西ベルリン側)とフリードリヒ通り駅(同東ベルリン側)の間のシュプレー川が東西境界となっていた。ただし、西ベルリン側の電車は検問所があるフリードリヒ通り駅まで直通させ、厳重な管理の下で東ベルリン側と隔てられていた。ベルリンの壁崩壊後は再び1本の路線として運営され、1990年代には列車線の電化や駅の改装をはじめとする大幅な改良工事が実施された。 駅:ヴェストクロイツ (Westkreuz) - シャルロッテンブルク (Charlottenburg) - ザヴィニー広場 (Savignyplatz) - 動物園 (Zoologischer Garten) - ティーアガルテン (Tiergarten) - ベルヴュー (Bellevue) - ベルリン中央駅 (Hauptbahnhof) - フリードリヒ通り - ハッケシャー・マルクト (Hackescher Markt) - アレクサンダー広場 (Alexanderplatz) - ヤノヴィッツ橋 (Jannowitzbrücke) - ベルリン東駅 (Ostbahnhof) シュパンダウ近郊線(ドイツ語版、英語版):ヴェストクロイツ - シュパンダウ(一部、レールテ線含む) ヴェツラー線 (Wetzlaler Bahn):ヴェストクロイツ - ヴァンゼー[疑問点 – ノート] プロイセン東線 (Preußische Ostbahn):ベルリン東駅 - オストクロイツ - リヒテンベルク - フリードリヒスフェルデ東 - シュトラウスベルク東線支線:シュトラウスベルク - シュトラウスベルク北 ヴリーツェン線(ドイツ語版、英語版)(Wriezener Bahn):フリードリヒスフェルデ東 - アーレンスフェルデ シュレージエン線 (Schlesische Bahn):ベルリン東駅 - オストクロイツ - フリードリヒスハーゲン - エルクナー ベルリンとシュレージエン地方のブレスラウ(Breslau 現ポーランド領ヴロツワフ)を結ぶ約329 kmの路線(ベルリン-グーベン線)の、ベルリン側約24 kmにあたる。ベルリン東駅からその東部のケーペニック (Köpenick) 地区を経由してブランデンブルク州のエルクナー(ドイツ語版、英語版)に至る。1928年7月に電化され、電車によるSバーンの運行がはじまった。なお、ベルリン東駅 - オストクロイツ間のSバーンは、ベルリン東線とは別に当線用の複線もあって路線別複々線の状態であった。同区間は改良工事を経て現在は方向別複々線で運行されている。 ゲルリッツ線 (Görlitzer Bahn):トレプトウ公園 - バウムシューレンヴェーク - シェーネヴァイデ - アードラースホーフ - ケーニヒス・ヴスターハウゼンゲルリッツ線支線:シェーネヴァイデ - シュピンドラースフェルト グリューナウ分岐-ベルリン・ブランデンブルク空港線(ドイツ語版):アルトグリーニッケ - ベルリン・ブランデンブルク空港–ターミナル5(シェーネフェルト)- ヴァスマンスドルフ(ドイツ語版) - ベルリン・ブランデンブルク空港–ターミナル1-2
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