最後の王
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25. アルヴェドゥイ (Arvedui) 1974年 アラファントの死後、アルヴェドゥイはアルセダインの王位を継いだ。そもそも彼の名は「最後の王」を意味しており、後世にアラゴルンが死者の道に挑む契機となった詩を遺した予見者マルベスの進言で付けられたものだった。マルベスによれば、彼が新たな名を得て大王国の王となる運命の選択肢もあったという。しかし実際にはそうはならなかった。 1974年のアングマールの猛攻で首都フォルノストが陥落したが、アルヴェドゥイは北方丘陵にとどまって抵抗を続けた後、さらに北へと撤退した。王はしばらくドワーフの廃坑に隠れていたが、飢えに耐えかねてフォロヘルの雪人ロッソス族に助けを求め、雪小屋の中で助けをじっと待った。ルーン川を越えて逃れてきたアラナルス王子から事のあらましを聞いたキーアダンによって、船がフォロヘルへと差し向けられたが、ロッソス族はアルヴェドゥイに夏になるまで脱出を控えるように忠言した。王はこれを聞き入れずに出航したものの、嵐によって船体が氷に押し潰され、2つのパランティーアとともに海中に沈んだ。 ゴンドールのエアルヌア王子が救援の軍勢を率いてたどり着いたときには、既にアルセダインは滅亡していた。エアルヌア軍によってアングマールもまた滅ぼされたが、アルノール全土は空虚な荒地と化して戻らなかった。アルヴェドゥイの最期がロッソス族によって伝えられたのは、ずっと後のことである。無事だったのはバラヒアの指輪だけで、この宝は別れ際に王が助けてくれた礼として雪人に預けていたため、ドゥーネダインが買い戻した。
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最後の王
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33. エアルヌア (Eärnur) 2050年(推定) アルノールの要求を蹴った形になった新王エアルニル2世だったが、北方王国との友好関係は維持しようとした。1973年秋、アルヴェドゥイからの救援要請を受け、エアルヌア王子が艦隊を率いて出撃。結局アルノール滅亡には間に合わなかったが、魔の国アングマールの軍勢を撃破し壊滅させた。しかし不死の幽鬼であるアングマールの魔王が現れると、エアルヌアは乗騎が逃げ出したせいで立ち向かうことができず、裂け谷のエルフの大将グロールフィンデルの助けで難を逃れた。 自国を失った魔王はモルドールに戻ると、2000年にミナス・イシルを包囲攻撃し、2002年にこれを占領して「呪魔の塔」ミナス・モルグルへと変えてしまった。これに対抗して、ゴンドール王都ミナス・アノールは「守護の塔」ミナス・ティリスと改名された。 2043年に即位したエアルヌア王は、剛勇ではあったが父の知恵までは受け継がず、武芸にばかり打ち込んで、妻を娶ろうとはしなかった。かれは怒りっぽく、ミナス・モルグルの主となった魔王が挑発してきたときは執政マルディルに制止されたものの、2050年に再度挑戦されたときは、わずかな手勢だけで飛び出していった。 その後、王の姿を見たものはいない。
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最後の王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 08:36 UTC 版)
神殺しの魔王が地上にはびこるとき、『運命の担い手』とも呼ばれる運命神より救世の神刀と《盟約の大法》を授かり、それを全て打ち倒す《魔王殲滅の勇者》に与えられる異名であり、『この世の最後に顕れる王』の略称。魔王殲滅の勇者となりうるふさわしい軍神・神王は幾柱か存在し、多くがインド・ヨーロッパ語族の神話に登場する。ユニバース235では古代インドの英雄王ラーマが、またユニバース492では古代ペルシアの神王ミスラがその役割を担っていた。
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