故障利用攻撃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 17:27 UTC 版)
1996年9月25日、BellcoreのWEBにて、Boneh達によるICカードなどの耐タンパーデバイスに対する新たな攻撃法が公開された([BDL96])。RSAなどのような公開鍵暗号の処理中に計算誤りが発生すると、誤った出力と正しい出力を比較することで、秘密鍵を特定できる脅威があるため、暗号処理中のICカードに何かしらの物理的操作を行うことで意図的にエラーを発生させることで攻撃できる、というものである。[BDL96]では公開鍵暗号が対象であったが、1996年10月にBiham達によってDESなどの共通鍵暗号の秘密鍵を攻撃できる方法が発表された([BS96a,BS96b])。フォールト解析攻撃(Fault Analysis Attack)とも呼ばれる。
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