恒河沙とは? わかりやすく解説

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ごうが‐しゃ【恒河沙】

読み方:ごうがしゃ

ガンジス川の砂の意》

数量が無数であることのたとえ。

数の単位1052乗。一説1056乗。→位(くらい)[表]

「恒河沙」に似た言葉

特定非営利活動法人恒河沙

行政入力情報

団体名 特定非営利活動法人恒河沙
所轄 京都市
主たる事務所所在地 京都市北区大宮釈迦谷3番地の22
従たる事務所所在地
代表者氏名 福島 美枝
法人設立認証年月日 2006/01/05 
定款記載され目的
この法人は、精神障害精神疾患抱える人、また引きこもり苦し若者(以下、精神障害者等という。)に対して、その社会参加促すために、精神障害者等が地域生活をするために必要と思われる施設の運営および人的ネットワーク整備して労働の場を提供し、その福祉の向上と自立寄与するとともに精神障害者等のための相互扶助の場を整えつつ、かつ精神障害者等の問題対す社会的理解促進することを目的とする。 
活動分野
保健・医療福祉     社会教育     まちづくり    
観光     農山漁村中山間地域     学術・文化芸術スポーツ    
環境保全     災害救援     地域安全    
人権・平和     国際協力     男女共同参画社会    
子どもの健全育成     情報化社会     科学技術振興    
経済活動活性化     職業能力雇用機会     消費者保護    
連絡助言援助     条例指定    
認定
認定・仮認定
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恒河沙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/13 14:23 UTC 版)

恒河沙(ごうがしゃ)は漢字文化圏における数の単位の一つ。恒河沙がいくつを示すかは時代や地域により異なる。現在、一般的には1052を指す。

概要

恒河沙はもとは仏教用語である。「恒河」はガンジス川を意味するサンスクリット語 गङ्ग(ガンガー)を音訳したものである。すなわち、「恒河沙」とはガンジス川にある無数の砂の意味であり、もともと無限の数量の例えとして仏典で用いられていた。例えば法華経の「堤婆達多品(だいばだったほん)」の中に「恒河の砂ほど多くの衆生が仏の教えを聴く」といったような形での用例がある(なお仏典においては、大乗起信論のように「過恒沙」と表記する例もある)。

数の単位としての初出は、朱世傑による数学書『算学啓蒙中国語版』であり、それまであったよりも上の位として、以上の他の単位とともに登場した。極以外は全て仏典からとられたものである。当時はすでに中数が使用されており、恒河沙は極(1088)の万万倍で1096となる。

日本にも、平安時代には既に中国から非常に大きな数を表す概念として「恒河沙」という語が伝えられていたようであり、一例として、平安時代後期に成立した説話集である『今昔物語』に、数え切れないくらい多くの国の例えで「無量無辺不可思議那由他恒河沙の国土を過ぎ行きて」といった用例が見られる(おそらくは仏典に由来するもの)。

数の単位としては、中国から『算法統宗』などの数学書を通して伝わったようであるが、それがいつ頃かはよくわからない[1]。和書の中で、「恒河沙」を数の単位の一つとして正確に定義づけた上で他の用語とともに体系的に説明したのは、江戸時代に執筆され、当時ベストセラーとなった数学書である『塵劫記』が最初である。寛永4年(1627年)の初版では、載までを下数、極以上を万万進としたため、恒河沙は極(1015)の万万倍で1023となる。寛永8年版では載までを中数の万進に改めたため、恒河沙は極(1048)の万万倍で1056となった。寛永11年版で万進に統一され、恒河沙は極(1048)の万倍の1052となった。ただし、今日でも寛永8年版を根拠に恒河沙を1056とする人もいる。もっとも、以上の数については指数表記が用いられるのが普通であって実用ではまず用いられないので、極以降の値がどうなっていてもそれほど問題にはならない。

恒河沙の語は前述のようにガンジス川(恒河)の砂粒の数に由来するが、それが漢字文化圏の命数体系に組み込まれた結果今日の一般的な値は1052となっている。しかし、実際にはその値はガンジス川の砂粒の数どころか地球原子の総数(1.33×1050(133)程度)と比較しても大きく、実際のガンジス川の砂粒の数は1022(100)程度と見積もられる。

恒河沙の位および前後の位の命数は以下のようになる。

書物 算学啓蒙 塵劫記初版 塵劫記寛永8年版 塵劫記寛永11年版
(現行)
定義
1088 一極
1095 千万極
1096 一恒河沙
1097 十恒河沙
1098 百恒河沙
1099 千恒河沙
10100 一万恒河沙
10101 十万恒河沙
10102 百万恒河沙
10103 千万恒河沙
10104 一阿僧祇
1015 一極
1022 千万極
1023 一恒河沙
1024 十恒河沙
1025 百恒河沙
1026 千恒河沙
1027 一万恒河沙
1028 十万恒河沙
1029 百万恒河沙
1030 千万恒河沙
1031 一阿僧祇
1048 一極
1055 千万極
1056 一恒河沙
1057 十恒河沙
1058 百恒河沙
1059 千恒河沙
1060 一万恒河沙
1061 十万恒河沙
1062 百万恒河沙
1063 千万恒河沙
1064 一阿僧祇
1048 一極
1051 千極
1052 一恒河沙
1053 十恒河沙
1054 百恒河沙
1055 千恒河沙
1056 一阿僧祇

使用例

  • 10番目の完全数 288(289 - 1) = 2177 - 288
19恒河沙1561極9426載0823正6107澗2947溝9337穣8084𥝱3036垓3813京0997兆3215億4816万9216

脚注

  1. ^ 同書は日明貿易で伝わったと見られるが、遅くとも室町時代末期には蔵書一覧に現れる。

関連項目


恒河沙

出典:『Wiktionary』 (2020/07/04 12:33 UTC 版)

数詞

ごうがしゃ

  1. 10,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000 = 1052を表す数の単位の次で阿僧祇の前の位。

語源

翻訳

  • 英語:10 sexdecillion


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