岡田為恭とは? わかりやすく解説

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おかだ‐ためちか〔をかだ‐〕【岡田為恭】

読み方:おかだためちか

[1823〜1864]江戸末期復古大和絵派画家京都の人。一時冷泉(れいぜい)三郎自称大量古画模写する一方障壁画なども描いた


冷泉為恭

(岡田為恭 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/24 17:12 UTC 版)

冷泉 為恭(れいぜい ためちか、1823年10月20日文政6年9月17日〉- 1864年6月8日元治元年5月5日〉)は、幕末期に活躍した公家召抱えの復古大和絵絵師幼名は晋三。出家後は心蓮(しんれん)。初名は狩野 永恭(かのう えいきょう)、のち冷泉為恭に改める(「冷泉」の姓は自らが冷泉家に無断で名乗ったもので、公家の出自ではない[1])。また蔵人所衆である岡田氏に養子入りしたため、岡田 為恭(おかだ ためちか)とも言われ、絵にしばしば岡田氏の本姓である菅原姓で署名している。為恭の読みは、岡田氏に養子入りする前は「ためたか」、養子後は「ためちか」と名乗ったというのが通説である。


  1. ^ 為恭が冷泉家から冷泉姓の使用を咎められると、「我は冷泉家のご落胤である」と答えたという。
  2. ^ a b c 【美の粋】復古大和絵の系譜(下)為恭 死を賭して追った理想『日本経済新聞』朝刊2021年3月14日14-15面
  3. ^ 西田直養『筱舎漫筆』
  4. ^ 長沢伴雄『都の日記』
  5. ^ 西村慎太郎「近世地下官人の養子縁組」『近世朝廷社会と地下官人』(吉川弘文館 2008年 ISBN 978-4-642-02330-6)pp.226-254
  6. ^ 『新編岡崎市史 総集編』, pp. 223–224.
  7. ^ 「伴大納言絵巻 模写の優品存在―剥落部分復元、研究に弾み」『日本経済新聞』夕刊2010年10月18日文化欄および中野幸一『伴大納言絵巻 冷泉為恭復元模写』(勉誠出版、2011年 ISBN 978-4-585-00336-6
  8. ^ 逸木盛照 著『冷泉為恭 : 為恭と願海の生涯』63~67頁,中外出版,大正14. 国立国会図書館デジタルコレクション
  9. ^ 逸木盛照 著『冷泉為恭 : 為恭と願海の生涯』52~62頁,中外出版,大正14. 国立国会図書館デジタルコレクション
  10. ^ 逸木盛照 著『冷泉為恭 : 為恭と願海の生涯』,中外出版,大正14. 国立国会図書館デジタルコレクション
  11. ^ a b 公益財団法人 出光美術館編集・発行『人麿影供900年 歌仙と古筆』2018年6月16日、第20.21図。
  12. ^ 湯木美術館学芸部編集・制作『湯木美術館 蔵品選集』財団法人 湯木美術館、2007年9月10日、第26図。
  13. ^ 築達榮八編集『龍池山 大雲院』(本山龍池山 大雲院、1994年9月23日)p.73


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